西山潤、堺雅人の“乃木力”に圧倒「お芝居がまったくブレない」『VIVANT』インタビュー
――別班員たちの芝居に刺激を受けた場面はありましたか?
西山:第21話で、別班員たちが中国人労働者に扮して逃走する中、市川笑三郎さんが演じる高田がシュウに向かって中国語で長いセリフを言うところですね。後ろで聞いていて、「うわ、やられた!」と思いました。めちゃくちゃ先輩かっこいいなって。同じ別班員として、代表して言ってくれた言葉だからうれしい。でも役者としては、「俺、これ言いたかったな」ってとても悔しかったです(笑)。
しかも、感情を大きく出さずに淡々とものすごく怖いことを言うんですよね。あのバスのシーンは、高田さんの言葉で締まったなと思いました。笑三郎さんと連絡を取り合っているときに、「放送、楽しみですね」と話していたんです。別班員ってみんな根っこの部分は共通しているけれど、少しずつ色が違う。そういうところも面白いです。
――西山さんが感じる『VIVANT』らしさとは?
西山:やっぱりメリハリと気持ち良さですね。監督が「こういうものを撮りたい」「こういうキャラクターを演じてほしい」と示してくださるものを信じて、僕たちは付いていく。
カメラ割りもそうですし、お芝居のテンポも、画も、全部がパキパキしている。顔の寄りがあって、何かあれば手元を映して、音楽がかかったら鳥肌が立つ。すごく見応えがあるんです。例えるなら、すごく濃いジャンクフードを食べたような、大きいステーキを丸かじりしているような(笑)。そういう豪快さがあるのが『VIVANT』だと思います。
僕も同じ船に乗っている一員として、そのゴールだけは見失わないようにしようと努めていました。
――ドラマを楽しみにしている視聴者へ、メッセージをお願いします。
西山:考察をしながら楽しんでいただくのも、もちろんうれしいです。でも、乃木さんのジェットコースターにお客さんとして乗っているような感覚で、目の前で起きていることをそのまま受け取るのも、1つの楽しみ方だと思っています。
ここからまた話がガラッと変わっていくので、見ている皆さんももう一度ふんどしを締め直して(笑)、気を抜かずにジェットコースターの先頭に乗って楽しんでいただきたいです!
熊谷たちが過酷な拷問を受けるシーンで施された特殊メイクの様子は、「VIVANT‐Adventure Log‐」(TVer)の「V_Log#17」でも見ることができる。本編では表情の奥に押し込められていた痛みやストレス。その舞台裏を知ることで、西山が語った「別班ってやべえな」という言葉も、より実感を持って伝わってくる。
日曜劇場『VIVANT』第2シーズンはTBS系にて毎週日曜21時放送。
