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青森出身の松山ケンイチ「福島弁は独特でした」 役作りの苦労を明かす

映画

『家路』完成披露プレミア上映会に登壇した松山ケンイチ
『家路』完成披露プレミア上映会に登壇した松山ケンイチ

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 映画『家路』の完成披露プレミア上映会が20日に行われ、松山ケンイチ、内野聖陽、久保田直監督が登場した。

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 企画立ち上げから3年、久保田直の初監督作品となる本作は、ベルリン国際映画祭に正式出品。内野と久保田はベルリンの観客から大喝采を受けたという。

 顔が紅潮気味の内野は「映画祭に参加したのは初めてで新鮮でした。ベルリンのお客さんは厳しくて映画がつまらないと帰っちゃうらしいと聞いていましたが、毎回満席で、途中退席するお客さんはほとんどいませんでした」と振り返った。久保田監督は「ポスターのイメージからでしょうか。60代の男性から『楢山節考』を意識したのではないかと聞かれました。これからこの作品を観るお客さんがどう受け取るかが楽しみ。私はあえて答えを出していないつもりです。ご自身と重ねて観ていただければと思います」と話し、含みを持たせた。

 ベルリンに行けなかったという松山は「僕も気持ちはベルリンに行っていました」と笑いを誘いつつも「映画祭の雰囲気を感じたかったですね」と残念そう。内野が「松山はいないんですかと聞かれたよ」と話すと、松山は「ホントですか?」と笑顔になった。内野は「不愉快ですけどね」と返しつつ、「嘘ですよ」と松山に冗談っぽく話していた。

 福島が舞台となっている本作。青森出身の松山だが「福島弁は独特でした」と苦労した点を明かし、「前向きにさせられるような映画だと思います。ぜひ、皆さんに観ていただければ」とアピール。先祖から受け継いだ土地を震災によって失い、家業の農業もできなくなったという役柄を演じた内野は「非常に難しい役でとても悩みました」と振り返りながら、「仮設住居も含めてオール福島ロケです。等身大の世界にいろんなことを感じていただければ」と見どころを語った。

 本作は、東日本大震災以降の福島を舞台にしており、失われてしまった故郷への帰還と家族の再生を描く。放射能によって立ち入りが出来なくなり無人となった地に、かつて故郷を捨てた男が帰郷し、汚された土を耕し暮らしはじめ、その過程でばらばらになった家族が再会する。

 映画『家路』は3月1日(土)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー。

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