<ゆうばり映画祭>中島知子、R18版『ハダカの美奈子』濡れ場のきっかけは『極妻』

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開催中の「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014」で2日、映画『ハダカの美奈子』(R18版)の特別上映会とトークイベントが行われ、森岡利行監督と主演の中島知子が登壇。タイトル通り劇中でハダカの熱演を披露した中島が、初めて訪れた「ゆうばり」で撮影秘話を語った。
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北海道内では今回が初の上映となる本作について森岡監督は、「最初から2つのバージョンを作るのは決まっていて、ファミリー向けのやつと、スケベなおっさん向けのやつ(笑)」と、いきなり身も蓋もない話を披露。これには中島も苦笑いすることしきりであったが、実際の撮影では「自由に考えずやってみてください」という森岡監督の言葉が助けとなり、「プレッシャーを感じず」演じることができたと監督への感謝を口にしていた。
なお、中島が体当たりの演技を見せたこの濡れ場については、中島が『極道の妻たち』シリーズのファンであり「濡れ場をやってみたい」と希望したことから監督が脚本に書き足したという制作秘話も明らかに。緊張の撮影では「照明の人がイケメンの人で困った」「ダディ役の方がしっとり肌で、私は乾燥肌なので水分が満たされたみたいな気がした」と軽妙なトークで笑いに変えたものの、ここも最小限のスタッフで短時間で撮影するなど、監督の細やかな配慮があったことを中島は明かした。
撮影時の思い出と秘話をユーモアでくるみ話してみせた中島だったが、最後に「ただセクシーなだけではなく、“なんとかなるよ”っていう感じが『ハダカの美奈子』というだけあって伝わればいいなと思います」と観客にメッセージ。
森岡監督も「美奈子さんと中島さんに対して、『言いたいことを言う人は言わせておけばいいじゃん』みたいな思いがあって、原作にもある『どん底なんかどこにもないじゃん』っていう言葉が、伝わればいいなと思ってます」と2人に対しエールを送り、トークイベントを締めくくった。
「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014」は3月3日まで北海道夕張市で開催。本トークイベントの模様はスカパー! × チャンネルNECOにて4月6日に初回放送(再放送あり)。また同日には『ハダカの美奈子』も放送される。