<第37回日本アカデミー賞>最優秀主演女優賞は『さよなら渓谷』真木よう子、35年ぶり2部門制覇

第37回日本アカデミー賞授賞式が7日に行われ、『さよなら渓谷』の真木よう子が最優秀主演女優賞を受賞した。真木は第2回日本アカデミー賞の大竹しのぶ以来となる最優秀主演・助演女優賞のダブル受賞となった。
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『さよなら渓谷』は、芥川賞作家・吉田修一の同名長編小説の映画化。桂川渓谷で発生した幼児殺害事件の容疑者として実母が逮捕される。隣家に妻と暮らす尾崎俊介が、その母と不倫関係にあったという疑惑が浮上した。また、その証言は俊介の内縁の妻・かなこによるものだったという…。愛か、罪か、極限の愛を描く。
真木よう子は本作で、7年ぶりの主演作にして事件の被害者ながら加害者を愛するという俊介の内縁の妻・かなこを演じている。
「本当に嬉しいです! ありがとうございます!」と喜びを爆発させた真木。「『さよなら渓谷』にいた全ての方々のおかげでこの賞をとれたと思っています。本当にありがとうございました。本当に嬉しいです」。
<日本アカデミー賞優秀主演女優賞:人物一覧(★が最優秀賞受賞者)>
上戸彩(『武士の献立』)
尾野真千子(『そして父になる』)
★真木よう子(『さよなら渓谷』)
宮崎あおい(『舟を編む』)
吉行和子(『東京家族』)