ハリウッドへの挑戦状!?ロシアが国を上げて作ったパニック映画超大作、予告編解禁

ロシアが25年ぶりに国家総力を挙げて製作した大ヒット・パニック・ムービー『メトロ42』が公開決定、併せて予告編も解禁された。
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舞台は大都市モスクワ。道路工事による振動の影響で、市内各所で地下水が漏れ始めている中、地下鉄を運行していたメトロ42号はトンネルに流れ込んだ大量の水の影響で急ブレーキ。乗客たちを待っていたのは、動かなくなったメトロ42号と、迫りくる水の恐怖。そして、トンネル封鎖まであと3時間というタイムリミットだった―。
パニックの現場をリアルに描くため、セットとして約117メートルの長さにおよぶリアルサイズの地下鉄トンネルを建設。そこに実際のメトロ車両が持ち込み、約800人のエキストラを使って大規模な撮影を行ったという、まさにケタはずれな力の入れようだ。
また、昨年のカンヌ国際映画祭マーケットでは、世界中の映画バイヤーの間で話題沸騰し、日本のバイヤー達の間でも激しい大争奪戦が繰り広げられた。そして、当初は劇場未公開を前提に買い付けられたが、映画ファンの熱狂的な要望を受け、遂に5月に劇場での公開も決定。
監督はドキュメンタリー出身ながら娯楽作でも高い評価を得るアントン・メゲルディチェフ。そして祖国のみならず世界で活躍するキャスト陣が集結。様々な人間たちを群像劇方式で描き、パニックのみならずドラマ性も高い作品となった。
まさにこの作品は、乗り物系パニック映画の頂点・ハリウッドに叩きつけられたロシアからの挑戦状。その絶対の自信から、公開が非常に楽しみである。
『メトロ42』は5月17日よりシネマカリテにて公開。