拘束プレイ中に夫が急死したら…S・キング原作『ジェラルドのゲーム』映画化

アメリカの人気ホラー作家スティーヴン・キングが1992年に発表した小説『ジェラルドのゲーム』が映画化されることになった。
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Deadlineによると、監督を務めるのはホラー映画『人喰いトンネル MANEATER―TUNNEL』(未・12)のマイク・フラナガン。製作はイントレピッド・ピクチャーズのトレヴァー・メイシー。フラナガン監督は4月にアメリカで公開され、サプライズヒットを記録したホラー『Oculus(原題)』と現在ポストプロダクションに入っているスリラー『Somnia(原題)』でタッグを組んだ新進気鋭の脚本家ジェフ・ハワードと共に、本作の脚本も担当するとのことだ。
キングの長編小説『ジェラルドのゲーム』は、人里離れた山荘でセックスのプレイに興じるつもりでいた夫が急死し、独り取り残された妻のジェシーが両手を手錠でベッドにくくりつけられているために身動きが取れず、渇きや寒さに襲われながら、次第に自分の中の声に囚われていくというストーリー。
フラナガン監督とプロデューサーのメイシーは、この夏から新作『Diver(原題)』の製作に取り掛かる予定だったが、自分の小説の映画化は信頼する映画製作者にしか任せないというキングからチャンスをもらい、『Diver(原題)』の製作を先送りにして『ジェラルドのゲーム』の映画化に取りか掛かるという。今秋からの撮影を目指し、現在キャスティングを進めているそうだ。
フラナガン監督は自身のツイッターで、「これは本当に私にとって夢のプロジェクトだ。だから発表できることになって、とても興奮している」とツイート。Deadlineの『ジェラルドのゲーム』映画化の記事のリンクを掲載し、本作でメガホンを握る喜びを表した。