「ザ・ビートルズ」ドラマ企画、『THE TUDORS』製作陣で進行中

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1960年代に世界を熱狂させ、今なお根強い人気を誇る伝説のロックバンド「ザ・ビートルズ」のドラマ企画が、米NBC局で進められているそうだ。
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The Wrapによると、ジョナサン・リス・マイヤーズが英国王ヘンリー8世を演じた歴史海外ドラマ『THE TUDORS ~背徳の王冠~』の製作総指揮マイケル・ハースト、ベン・シルヴァーマン、テリー・ウェインバーグが、本シリーズで再集結。8話構成のイベントシリーズ(ミニシリーズ)を企画しているという。
企画はまだ初期段階ということで、メンバーの4人ポール・マッカートニー、ジョン・レノン、リンゴ・スター、ジョージ・ハリスンを演じる俳優やストーリーのあらすじなど、詳細は不明。英エリザベス一世の生涯を描いた映画『エリザベス』の脚本を手掛けたハーストが、本シリーズでも脚本を兼務する予定だ。
ザ・ビートルズ関連の作品は、映画『ビートルズがやって来る/ヤァ!ヤァ!ヤァ!』(64)やアニメ『ビートルズ/イエロー・サブマリン』(69)など、メンバー自ら出演した作品とドキュメンタリーを含めて複数あるが、ザ・ビートルズの軌跡を描く作品は意外と少ない。
テレビドラマではザ・ビートルズのドイツでの下積み時代を描いた1979年製作の『Birth of the Beatles(原題)』。映画では、バンド結成時にいたメンバー=スチュアート・サトクリフに焦点を当てた『バック・ビート』(94)や、グループ結成以前の若きジョンを描いた『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ 』(10)もあるが、映画2作品はいずれも個人にスポットが当たっており、バンド「ザ・ビートルズ」の物語とは言い難い。
映画では今度、“5人目のビートルズ”と言われたマネージャー=ブライアン・エプスタインについて描く作品がペイトン・リード監督のもとで進められているというが、ドラマ化ではロック史に大きな功績を残したザ・ビートルズの物語がどう再現されるのか。続報に期待したい。