V6三宅健、平幹二朗から「いじめがいがある」と怪しい微笑み!?

関連 :
V6の三宅健が9日、舞台『炎立つ』の開幕直前に囲み取材に応じ、主演の片岡愛之助、共演の平幹二朗らと共に登場した。近年、舞台での活躍が目覚ましい三宅の本作にかける情熱は人一倍。片岡から所作の先生を紹介してもらい、かなり早い段階から準備に入ったなど、内に秘めた想いを語った。
【関連】V6三宅健、片岡愛之助ら出演の舞台『炎立つ』フォトギャラリー
マスコミの前に現れた三宅は、アイドルというより舞台役者の風情。先に行われたフォトコールでも、ステージに登場した瞬間、誰だかわからないほどの声色で狂気のシーンを演じきり、記者から一瞬誰かわからなかったと称賛されると、「ありがとうございます」と喜びながら照れ笑い。これまでの天真爛漫なイメージとは違い、かなり落ち着いた物腰で、役作りのために舞台となる秋田を一人で旅したことも明かした。
そんな三宅と片岡は今回が初共演。メディアに引っ張りだこの片岡について、三宅が「すごく素敵な声で、板の上に立つとすばらしく魅力的で、愛之助ファンはメロメロになるのがわかる」と魅力を語れば、片岡も「若いころからテレビで見て知っているせいか、35歳とは思えない」とその若さに驚きを見せた。
日本演劇会の重鎮・平も、激しい動きを難なくこなし、初の殺陣に挑戦した三宅を「身体能力が高い」と絶賛。劇中、三宅演じるイエヒラをいじめ抜くことについては「可愛くていじめたくないけど、いじめがいがある」と楽しんでいることを明かし、いたずらっ子のように微笑んだ。
最後に三宅は、「いろんなメッセージ性のある舞台なので、観た方にいろんなことを想像していただいて、何かを必ず持ち帰っていただきたい。僕たちもいろんなことを背負ってお芝居に専念します」と真摯な思いで締めくくった。
本作は、直木賞をはじめ数々の文学賞を受賞している日本文学界の巨匠・高橋克彦による長編歴史大作の待望の舞台化。平安時代末期、東北に黄金の楽土を築こうとした奥州藤原氏の興亡を軸に、親子・兄妹など普遍的な人間ドラマが緻密に描かれる。
舞台『炎立つ』は、8月9日から31日まで東京・Bunkamuraシアターコクーンにて、9月3日~21日まで愛知、広島、兵庫、岩手にて上演される。