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映画『卒業』のマイク・ニコルズ監督が83歳で死去 俳優らの追悼コメント相次ぐ

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ナタリー・ポートマン、ジュード・ロウが出演した映画『クローサー』撮影中のマイク・ニコルズ監督(写真中央)
ナタリー・ポートマン、ジュード・ロウが出演した映画『クローサー』撮影中のマイク・ニコルズ監督(写真中央)(C) AFLO

 『卒業』(67)『ワーキング・ガール』(88)など数々の名作を手がけた映画監督マイク・ニコルズが、米国時間19日に83歳で亡くなった。訃報はABCニュース社長のジェームズ・ゴールドストンが現地時間11月20日に発表しており、ニューヨークタイムズなど他メディアが心不全による急死と報道している。

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 ニコルズは、1931年11月ドイツのベルリン生まれ。ユダヤ系ドイツ人を父にもち、ナチスの迫害により7歳のときにアメリカへ移住する。ブロードウェイで舞台演出を手がけて評価を高め、『バージニア・ウルフなんかこわくない』(66)で映画監督デビューを果たす。翌年には、無名俳優だったダスティン・ホフマンを主演に起用した『卒業』(67)を発表。同作でアカデミー賞監督賞を受賞する。

 舞台でも米劇作家オーサー・ミラーの代表作『セールスマンの死』(49)の演出など優れた実績を残し、アカデミー賞の他にトニー賞やグラミー賞、エミー賞を全て受賞する数少ない一人。ジャンルの枠を越え、ウィットに富んだ、痛烈な社会批評などを展開した。

 ゴールドストンはニコルズの死に際し、「彼ほど情熱的な人間はいなかった」と賛辞を表した。また、メリル・ストリープやトム・ハンクス、、メラニー・グリフィスなど多くの著名人らが「ショウビジネス界の大きな損失」「我々に多大な影響を与えたかけがえのない人物」とニコルズの死を悼むコメントを次々発表している。葬儀は今週、近親者のみで執り行われる予定。

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