ハッカー集団、『The Interview』を上映する映画館に破壊テロ予告

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米ソニー・ピクチャーズのコンピュータシステムがハッキングされ、大きな騒動になっている中、ソニー・ピクチャーズがクリスマス公開を予定しているコメディ映画『The Interview(原題)』を上映する映画館に対して、ハッカー集団がテロ行為を予告したという。
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ABC Newsによると、「Guardians of Peace」と名乗るハッカー集団が現地時間12月16日、2001年の9.11米同時多発テロ事件を引き合いに出し、近々予定されているプレミア会場を含み『The Interview(原題)』を上映予定の映画館に近づかないよう警告するメッセージをネット上に流したという。ハッカー集団はさらに、該当する映画館の周辺住民に避難するよう警告しているそうだ。
米国土安全保障省は、言われているようなテロ行為が計画されている動きは見られないとコメントしているそうだが、現在、捜査を継続中だという。今回の騒動を受けて、本作に出演するジェームズ・フランコとセス・ローゲンは、16日に予定されていたBuzzFeedとのQ&Aセッションやテレビ出演など、メディア露出を全て中止したとのことだ。
プレミアについてはロサンゼルスでは先週終わっているが、ニューヨークでは現地時間18日に予定されているそうだ。
映画『The Interview(原題)』は、トーク番組ホストのデイヴ(ジェームズ)とプロデューサーのアーロン(セス)が、北朝鮮の最高指導者である金正恩をインタビューするチャンスを手に入れると同時に、CIAに暗殺を依頼される。ところがCIAの思惑とは裏腹に、2人が金正恩と仲良くなってしまうというコメディだ。