菊地凛子、初の海外主演作『トレジャーハンター・クミコ』予告編が解禁

映画『バベル』や『47RONIN』、『パシフィック・リム』などに出演し、ハリウッド女優としても活躍する菊地凛子。第30回インディペンデント・スピリット賞の主演女優賞ノミネートを獲得した、初の海外主演作となる『Kumiko, The Treasure Hunter(原題)』の予告編が公開された。
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本作はアメリカの都市伝説がベースになっている。映画『ファーゴ』(96)の“これは実話である”というテロップを信じ、スティーヴ・ブシェミ演じるカールが埋めたスーツケースいっぱいの隠し金を捜しに、ミネソタ州にやってきた日本人女性がいたという都市伝説だ。そのため、予告編で垣間見られる本作には、『ファーゴ』を彷彿とさせる世界観が漂っている。
予告編では菊地演じるクミコが話す場面はなく、赤ずきんのような赤いフッドをかぶったクミコの後ろ姿が続き、彼女の孤独が浮かび上がってくる。アメリカ人女性がクミコに向かい、「一人で旅するのは楽しくないわ。孤独は着飾った寂しさでしかない」と言うが、クミコの旅はどのような結末を迎えるのか。
本作の監督はデヴィッド・ゼルナー。脚本は兄弟のネイサン・ゼルナーとの共同執筆だ。2人は出演も果たしている。『Kumiko, The Treasure Hunter(原題)』は2015年3月13日よりアメリカで公開予定とのことだ。