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“世界ぜんたいの幸福”を目指す主人公たちの言葉が刺さる 「毎話名言」「メモしたい」と話題の『銀河の一票』

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ドラマ『銀河の一票』より(左から)黒木華(星野茉莉役)、野呂佳代(月岡あかり役)
ドラマ『銀河の一票』より(左から)黒木華(星野茉莉役)、野呂佳代(月岡あかり役)(C)カンテレ

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黒木華

野呂佳代

 黒木華が主演を務め野呂佳代が共演する現在放送中のドラマ『銀河の一票』(カンテレ・フジテレビ系/毎週月曜22時)。4月のスタート当初から、本作についてはSNS上で「毎話名言が飛び出す」「メモしたい言葉が多すぎる!」などの反響が続出している。ここでは第1話から5月25日放送の第6話までを振り返って、視聴者の心を掴んだ名ゼリフの数々をまとめていきたい。

【写真】キャストの好演も胸を打つ 『銀河の一票』心揺さぶられた瞬間を振り返り

 ドラマ『銀河の一票』は、若くして政治の世界で生きてきた女性と市井に生きる女性がバディを組み、東京都知事を目指して奮闘する50日間を活写したオリジナルストーリーのヒューマンドラマ。告発文をきっかけに現与党幹事長の父・鷹臣(坂東彌十郎)から政界を追われてしまう秘書の星野茉莉を黒木が演じ、スナックのママとして働きながらも茉莉との出会いをきっかけに東京都知事を目指す月岡あかりを野呂が演じている。『舟を編む』(NHK)、『あの子の子ども』(カンテレ・フジテレビ系)などの作品で知られる蛭田直美が脚本を手がける。

■茉莉とあかりが目指す「きれいなこと」

 本作の見どころは数あれど、真っ先に挙げたくなるのは主人公・茉莉ともう一人の主人公・あかりの“バディ感”。まったく異なる人生を歩んできたものの“世界ぜんたいの幸福”という理想を共有する茉莉とあかり。二人が互いにリスペクトし合い、支え合う間柄であることは、劇中に散りばめられたセリフから感じ取ることができる。

 第1話での運命的な出会いを経て、あかりがスナックのママを辞められない理由が描かれた第2話では、あかりが立候補を固辞しつつも、家を失った茉莉を自宅に迎え入れる。“自分より理想的な候補者はいる”と励ますあかりに対して、茉莉は理想の都知事像を熱っぽく語る。茉莉は、ふと我に返った様子で黙って話を聞いていたあかりに「きれいごとかもしれませんが…」と自嘲気味にポツリ。これにあかりは「きれいごとじゃないよ」とつぶやき、優しく微笑みながら「“きれいなこと”だよ」と断言。そして「きれいなことを諦めないって一番強いよ」と茉莉を励ます。真っ直ぐに理想を掲げること、それが政治的な内容であればなおさら“イジリ”の対象になってしまいかねない現代。あかりが茉莉に向けた言葉に、テレビの前で励まされたという人は少なくないはず。

ドラマ『銀河の一票』 (C)カンテレ
 そして都知事選の告示日を直前に控えた第6話では、選挙の準備に勤しんでいた茉莉が、与党の推薦を得て都知事選に出馬表明した幼なじみの若手政治家・日山流星(松下洸平)から、記者を通じて“神輿(みこし)は誰?”と問いかけられる。第6話のラストでは、茉莉が流星に電話で宣戦布告。茉莉は短いながらも濃い時間を共にしたあかりについて「神輿じゃない」と断言。そして「あなたは神輿だろうけど。彼女は違う。これから見せてあげる」と言い放つ。“世界ぜんたいの幸福”に向けて、第7話から本格的にスタートする都知事選への期待を抱かせてくれるエモーショナルな名ゼリフだ。

■人はなんのために生きる? シンプルで力強い答え

 “人はなんのために生きるのか?”という根源的な問いに真正面から応答しようとするのも、このドラマの見逃せないポイント。あかりがスナックのママとなった経緯が明らかになった第2話では、回想シーンであかりと先代のママ・とし子(木野花)の出会いが描かれる。10年前、あかりは死を覚悟し、ビルの屋上から飛び降りようとしていた。その時、そこにとし子が現れる。とし子はあかりを自分の店へ連れていき、手作りのサンドイッチを差し出す。そこで、憔悴しきったあかりは「分からなくて…なんのために生きてるのか…」とポツリ。彼女の問いかけに、とし子は少し考えると優しい笑顔で「念のため」とキッパリ。続けて「あるかもしれないでしょ? また。甘いこと。ないかもしれないけど、あるかもしれないから…」と語りかけ、再び「念のため」とあかりに言い聞かせる。

ドラマ『銀河の一票』 (C)カンテレ
 この「念のため」という言葉は、第6話のクライマックスでも再登場。茉莉とあかりは都知事選を前に認知度アップを図るため、暴露系インフルエンサーの透(渡邊圭祐)と動画撮影をすることに。そこで二人は、自暴自棄となり凶行に及ぶ通り魔の男と遭遇。自らの首にナイフを当てた男を、思いとどまるよう説得するあかり。「生きてよ!」と語りかけるあかりに、男は「なんのために?」と聞き返す。これにあかりは即座に「念のため!」と、かつて自分がかけられた言葉で応じる。生きることをあきらめない「念のため」というシンプルかつ力強い答えは、多くの人の心に響くはず。

ドラマ『銀河の一票』 (C)カンテレ

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■この社会は誰もが“穴”に落ち得る

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