まるで米版『家政婦は見た』 美しすぎるメイドが暴くセレブたちのスキャンダル

全国無料のBSテレビ局Dlifeにて、イチオシの最新海外ドラマを放送する“サタデーナイト・ドラマ”ゾーンで、1月17日からスタートの『デビアスなメイドたち』。現在、制作国のアメリカではシーズン3の放送が待機中と、大人気を博している。もちろん、面白いからこそ人気なのだが、どういった点が面白いのか。同作の見どころを探った。
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『デビアスなメイドたち』のメインキャラクターは、マリソル、ロージー、カルメン、ヴァレンティナという、4人のメイドたちだ。彼女らはそれぞれ、ハリウッドに暮らすセレブに雇われ、豪邸に住み込みで働いている。だからこそ、発覚すれば逮捕される趣味を持つセレブ、不倫をしているセレブ、表の顔とは裏腹に夫婦仲が冷え切っているセレブなど、セレブのスキャンダルな秘密をいくつも知っており、仲間とのランチで話すネタに困ることはない。
そんなある日、衝撃の秘密を抱えていたメイドが殺害される事件が発生。犯人の青年はすぐに逮捕されるが、息子の無実を信じる母は、メイドとして豪邸に潜り込み、事件を再捜査することを決意。それが新参者のメイド、マリソルだ。知的で教養があり、キャリアにも申し分のないマリソルを、なぜメイドになる必要があったのかといぶかしむセレブだったが、彼女の立居振舞や機転が利く行動を前に、マリソルは信用を得ていく。
とはいえ、『デビアスなメイドたち』は、この事件を追うサスペンスで完結ではない。というのも、『デスパレートな妻たち』を生み出したマーク・チェリーが同作を手がけ、さらに『デス妻』のガブリエル役で人気を博したエヴァ・ロンゴリアが製作総指揮の1人に名を連ねているから。それゆえ、事件は1つのフックに過ぎす、メインで描かれていくのが、浮気や性癖、隠したい過去といったセレブたちのスキャンダル。それと、4人のメイドたち――殺人事件の真犯人を探すマリソル、メキシコに置いてきた息子をどうにかしてアメリカに呼びたいロージー、世界的ラテン歌手の家で働く歌手志望のカルメン、セレブの息子に夢中のヴァレンティナ――の夢や希望、腹黒さだ。それらの模様がコミカルにつづられるだけでなく、ときに、雇われの身のメイドがセレブに一泡吹かせたり、セレブの弱みを握って恐喝まがいの行動に出たりと、爽快でハラハラする一幕も。
ハリウッド版『家政婦は見た』のようなスキャンダル満載の内容でありながら、メイド=中年のおばさんという型にハマらず、個性的な美女が自分の夢や欲望のために奔走し、女同士の友情や、醜い嫉妬までもつづられる『デビアスなメイドたち』。『デス妻』好きだけでなく、多くの人がハマること請け合い! 見ないと損だ。1月17日スタート、毎週土曜日21時から日本初放送。