阿部サダヲ・瑛太・妻夫木聡、中村義洋監督の初時代劇で共演! 実在した人々を描く

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阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡をメインキャストに迎えた時代劇映画『殿、利息でござる!』が2016年初夏に公開されることが分かった。2010年に映画化されたベストセラー『武士の家計簿』で知られる磯田道史の近著「無私の日本人」を原作に、一世一代の“金貸し”事業で疲弊する町人を救った男たちの実話を描く。
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江戸中期、仙台藩吉岡宿。年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るため、藩にまとまった金を貸し毎年の利子を全住民に配る「宿場救済計画」を立て奔走する人々がいた…。この歴史秘話をユーモアたっぷりに映画化するのは『ゴールデンスランバー』『予告犯』など小説・コミックの実写化に定評のある中村義洋監督。今回、初めての本格的時代劇に挑む。
キャストには造り酒屋を営むかたわら、宿場町の行く末を心から憂える主人公・穀田屋十三郎に阿部、町一番の知恵者である茶師・菅原屋篤平治に瑛太、十三郎の弟で、吉岡宿一の大店・造り酒屋の浅野屋の主・浅野屋甚内に妻夫木がキャスティング。
時代劇主演は初めてという阿部は「時代劇だと聞いて、馬に乗ったり派手な立ち回りがあるのかと勝手に思っていたのですが(笑)。そういのが全く無いのに、スゴイかっこいい男達の話で、とても新鮮でした」と作品の魅力について触れる。
瑛太は、「中村監督に9年ぶりに呼んでいただけて、しかも阿部サダヲさんをはじめ素晴らしい方々と映画作りを出来る事はとても幸せ。良い作品になるよう日々精進して参ります」と喜びとともに意欲を示し、妻夫木は「ずっとご一緒したいと願っていた中村監督にお声をかけて頂けて幸せです。今はただただ撮影が楽しみでしょうがありません」とはやる気持ちを明かす。
中村監督は「原作者の磯田さんは記録となった古文書を読んで泣いたといいます。僕も泣きました。自分でも恥ずかしいほど一途な思いで脚本を書き、その思いに応えるように頼もしいキャストの方々が集まってくれました」と本作へかけた熱い思いを語った。