『マッドマックス』上映劇場が襲撃される 犯人は警官に撃たれ死亡

アメリカ・テネシー州で現地時間4日、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を上映中の映画館にマスクをかぶった男がエアガンと斧、そしてペッパースプレーを持ち襲撃。通報でかけつけた警察官に射殺される事件が起こった。
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アメリカABCによれば、事件当時8人の客が劇場の中におり、3人がペッパースプレーを顔にかけられ、そのうち1人が斧による軽傷を負う被害にあったそうだ。容疑者は29歳の男ヴィンセント・デイヴィッド・モンタン。当日はチケットを購入し劇場に入場、犯行の際には胸の前にリュックをさげ、医療用マスクをかぶっていたと、現場にいた人が語っている。
事件の際、かけつけた警察官に対し逃げてきた観客が「男が銃を持っている」と告げたため警察官が劇場に突入。男が銃を向け引き金をひいたため警察官が発砲した。その玉が当たったかどうかは明らかとなっていないが、その後、映画館から走り去ろうとした男に、再び警察官が発砲、弾が命中し男は死亡したという。後に男が手に持っていた銃は、精巧にできたエアガンであったことが判明した。
アメリカでは、先月23日にもルイジアナ州の映画館が襲撃され女性2人が銃により死亡する事件が起きており、今回被害は少なかったものの、公共の場での安全性について波紋が広がっている。