ファンタジーRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』再映画化が前進、新作に着手

世界で人気を博しているファンタジーテーブルトークRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の実写再映画化が権利の問題で暗礁に乗り上げていたが、米ワーナー・ブラザースが新作の製作を正式に発表した。
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ダンジョンを探し出し、そこに潜むドラゴンと対決するというRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』。2000年にジェレミー・アイアンズやゾーラ・バーチ出演でコートニー・ソロモンが監督した実写版『ダンジョン&ドラゴン』(日本公開名)、2005年に続編『ダンジョン&ドラゴン2』が製作された。
その後、2013年にワーナー・ブラザースが『ダンジョン&ドラゴン』の製作会社スウィートピー・エンターテインメントと新作を企画したが、ウィザーズ・オブ・ザ・コーストの親会社ハスブロが映画化権は自分達にあるとしユニバーサル・ピクチャーズと再映画化を進めようとして両社が対決。お互いに訴えを起こし法廷闘争に発展していた。
最終的に訴えを取り下げて当事者が歩み寄り、プレスリリースによると、ワーナー・ブラザースとスウィートピー・エンターテインメント、ハスブロ傘下のオールスパーク・ピクチャーズが共同で製作に乗り出すそうだ。脚本は既に完成しており、映画『エスター』(12)や『タイタンの逆襲』(12)の脚本家デヴィッド・レスリー・ジョンソンが執筆したという。
監督やキャストは未定。ハスブロのブライアン・ゴールドナーとスティーヴン・デイヴィス、コートニー・ソロモン、『ダンジョン&ドラゴン』前2作の製作総指揮を務めたスウィートピー・エンターテインメントのアラン・ゼマン、『LEGO(R)ムービー』(14)のロイ・リーが製作に名を連ねる。同シリーズの映画化に関する今後の権利は、ウィザーズ・オブ・ザ・コーストに戻るとのことだ。