オダギリジョー×蒼井優×松田翔太、函館を舞台に大人のラブストーリーを描く

関連 :
オダギリジョー、蒼井優、松田翔太が、山下敦弘監督が描く大人のラブストーリー『オーバー・フェンス』に出演することが決定した。本作は『海炭市叙景』『そこのみにて光輝く』に続く、佐藤泰志三部作の最終章にして、佐藤が、函館の職業訓練校で送った日々の経験を基に執筆した同名小説が原作となる。
【関連】『オーバー・フェンス』キャストフォトギャラリー
妻に見限られた元サラリーマン・白岩は、故郷・函館に戻るも、実家には顔を出さず、職業訓練校に通いながら失業保険で暮らしていた。実習と学科対抗ソフトボール大会の練習を惰性で繰り返していたある日、白岩は、仲間の代島に連れられ入ったキャバクラで、鳥の動きを真似る風変りな若いホステス・聡(さとし)と出会う…。
本作は、主人公・白岩義男役としてオダギリ。“鳥になりたい”と願う風変わりなホステス・田村聡役を蒼井。そして、白岩に興味をもつ職業訓練校生・代島和久役を松田が扮する。
オダギリは本作について「比較的に同年代のスタッフ。蒼井さんや松田さんをはじめ、個性が光るキャスト。撮影前からすごく楽しみにしていました」と語り、「函館での1ヵ月は合宿のような状況だったので、作品だけに集中できたし、みんなで過ごす時間は劇中の関係性を見事に反映したり、より深めたり、貴重な時間でした」と撮影を振り返る。
蒼井は「長い間、この作品に出会うことを待ち続けていたような気が今しています。それくらい、この現場の過酷さも喜びも想像を絶するものでした。大切な仲間に出逢えたことに心の底の底から感謝します」とコメント。松田も「このキャストとスタッフで撮影した本作品を、僕も一緒に期待して待ちたいと思います」と語り、撮影チームの絆の強さを伺わせた。
映画『オーバー・フェンス』は2016年晩夏、テアトル新宿ほか全国公開。