S・キング原作『ミスト』、テレビドラマ化企画「果てしない恐怖を語るストーリー」

モダン・ホラーの巨匠スティーヴン・キングが1980年に発表した中編小説『霧』をベースにしたテレビドラマの製作が、米ザ・ワインスタイン・カンパニー傘下のディメンション・テレビジョンで企画されているという。
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同作は霧に包まれた小さな町の住民たちが霧の中に潜んでいる怪物の恐怖を味わうさまと心理を描く。2007年には、人気海外ドラマ『ウォーキング・デッド』の企画・製作総指揮で知られるフランク・タランボンが監督を務めた映画版『ミスト』が公開された。
Deadlineによると、テレビドラマ化はデンマーク出身の脚本家クリスチャン・トーペが進めており、キング本人もドラマ化に賛意を示しているという。映画版ではキングの原作と異なるエンディングが用意されていたが、ドラマ版では小さな町を覆い、大混乱を引き起こした霧にまつわるオリジナル・ストーリーを描くとのことだ。
放送局やキャストについて詳細は不明だが、ザ・ワインスタイン・カンパニーの代表ボブ・ワインスタインは、ドラマ化について「クリスチャンはこのドラマのために、魅力的なキャラクターと果てしない恐怖を語るストーリーを編み出しました」と自信をうかがわせている。