『メタルギア』シリーズ・小島秀夫、コナミを退社か

人気ゲーム『メタルギア』シリーズの制作者である小島秀夫が、10月9日をもってコナミデジタルエンタテインメント(以下コナミ)を退社したと、アメリカの人気雑誌THE NEW YORKERのWeb版が伝えた。正式な発表はされていないが、小島の送別会に参加した匿名の人物が、同誌に明かしたという。
【関連】小島秀夫<関連ニュース>
同誌によると、送別会には『メタルギアソリッド5 ファントムペイン』などで共に制作に携わった人を中心に、約100人のスタッフが参加したそうだが、コナミの早川英樹社長や常務執行役員の兼吉完聡は参加していなかったという。
また、小島の競業避止義務が失効されるのは12月で、それ以降転社が可能とのこと。ゲーム情報サイトThe Game Spotでは現在、報道が事実か同社に確認をとっているが、返答はきていないそうだ。
小島は1986年に同社に入社。以降、29年間にわたって世界的人気の『メタルギア』シリーズ、『スナッチャー』『ポリスノーツ』などを手掛けてきた。コナミを代表するクリエイターで、世界的評価も高い同氏だが、今年4月に早川氏が社長に就任後、6月には小島プロダクションが閉鎖、これによりギレルモ・デル・トロ監督との共同制作が騒がれた『Silent Hills(原題)』が凍結となっただけでなく、執行役員を解任されている。