映画賞を席巻!神父による性的虐待の真相に迫る『スポットライト』公開決定

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全米最大の映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」で満足度98%という圧倒的な数字を獲得、第25回ゴッサム・インディペンデント・フィルム・アワードや第41回LA映画批評家協会章など主要賞レースで作品賞および脚本賞を獲得し、アカデミー賞最有力候補の一本に挙げられている映画『スポットライト(原題)』が2016年4月に日本公開されることがわかった。
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本作は、ボストン・グローブ紙の記者たちが、カトリック教会の一大スキャンダルに立ち向かった真実の物語。2002年、アメリカの新聞「ボストン・グローブ」は「SPOTLIGHT」と名のついた一面記事に、神父による性的虐待とその事実を看過し続けたカトリック教会の共犯ともいえる関係を取り上げた。記者たちの追跡は、教会で長く隠蔽されてきた衝撃的な歴史をつまびらかにし、社会でもっとも権力をふるう人物たちを失脚に追い込むことになる、記者生命を懸けた闘いだった。
監督は、『扉をたたく人』で注目を集めて、『靴職人と魔法のミシン』が日本でもスマッシュヒットを記録したトム・マッカーシー。真実を追究する記者役を、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』での演技が絶賛されたマイケル・キートンと『フォックスキャッチャー』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたマーク・ラファロ、レイチェル・マクアダムスら豪華キャストたちが務める。個性派俳優スタンリー・トゥッチ、リーヴ・シュレイバーらも出演。
本格的に始まった映画賞レース。本作は12月8日時点で30もの賞を受賞しており、今後話題になること必至だろう。