市川海老蔵、襲名後初の連ドラ主演 歌舞伎『石川五右衛門』ドラマ化

歌舞伎俳優・市川海老蔵が、テレビ東京系時代劇『石川五右衛門』で主演を務めることがわかった。市川が連続ドラマに主演するのは、市川新之助としての2003年大河ドラマ『武蔵 MUSASHI』以来のことであり、2004年の“市川海老蔵”襲名後では初となる。
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舞台は安土桃山時代。関白となった秀吉とその家臣たちは富を独占していた一方、庶民の生活は困窮を極め、不満は日増しに高まっていた。庶民の心の支えである「白波夜左衛門」一座の頭・夜左衛門こそ、天下の大泥棒・石川五右衛門の世を忍ぶ姿であった。時の権力者と天下の大泥棒…2人の対決を軸に、痛快で壮大な人間ドラマが動き始める。
ドラマの原作は、人気漫画『金田一少年の事件簿』で知られる樹林伸を原案に迎えた歌舞伎『石川五右衛門』。今回のドラマ化にあたり、市川は「2009年に樹林伸先生とご一緒に創った新作歌舞伎『石川五右衛門』を演じて以来、五右衛門というキャラクターに自由で独創的な可能性を感じていました。連続時代劇で多くの方に魅力をお伝えしたいと思っております」とコメント。
また、テレビ時代劇が減ってきている中、新たに時代劇に取り込むことについて、「痛快で楽しい本作を老若男女、多くの方にご覧になって頂き、時代劇の面白さを知って欲しいと思います」と語る市川。撮影についても「歴史ある京都撮影所で熟練のスタッフ達と和やかにお仕事をさせて頂いております。本格的な撮影が今から楽しみです」と意気込みを見せている。
連続時代劇『石川五右衛門』は、テレビ東京系にて2016年放送予定。