幸せな2人を撮るはずが…!結婚式写真コンペ、ユーモア部門の写真がハイセンス

美しい感動の瞬間を写し出すはずのウェディング写真。しかし、突如としてそれが笑える写真になってしまう時があるようだ。そんな写真の数々が、国際的なウェディング写真家団体ISPWPが毎年主催するコンペに今年も寄せられた。様々な部門が設けられるそのコンペにはユーモア部門が含まれているのだ。
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草原に佇む二人を撮ろうとしたら突然現れた鹿が超アップで映っていたり、道の真ん中でお姫様抱っこのロマンティックな写真を撮ろうとしたら半裸(全裸もいる?)の自転車集団が押し寄せたり、盛り上がるパーティ会場を撮ろうとしたら新婦の口からカクテルが滝のように流れていたりと状況は様々。何が起こるか分からない結婚生活を暗示するような、それでいて、どれも幸せな雰囲気に満ちた作品ばかりだ。
ISPWPのエグゼクティブ・ディレクターを務めるジョン・ミルトンによると、2015年は20のカテゴリーに2万を超える応募があったという。Mail Onineに対してミルトンは「ユーモア部門の作品で笑わせてもらって、楽しんでいるよ」とコメント。面白い写真を撮るための条件として「まず撮影者にユーモアのセンスがあって、その瞬間を捉える準備ができていること。もちろんタイミングも重要。一瞬でも遅れれば間に合わないからね」。
さらに「ほとんどの人が気づかない様な点をクリエイティブに見いだす能力も必要だね。並列や、反射、人々の交流の仕方とか、多くの人が面白いと気づかない状況に気づくことだ」と語る。最後に「後はもちろん、動物。結局面白い犬の写真はみんな好きだし、特にそれがウェディングだったらなおさらでしょう?」と加えた。