『007』シリーズ、6代目ボンドのダニエル・クレイグに降板の噂が再燃

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2015年に公開されたシリーズ最新作『007 スペクター』が4回目のジェームズ・ボンド作となった俳優ダニエル・クレイグ。同作をもって降板するという噂がちらつく中、次回作『Bond 25(原題)』の製作が決まったが、ダニエルの長年の友人である俳優マーク・フロストの発言によってダニエル降板説が有力になっているという。
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俳優サシャ・バロン・コーエン共演のスパイコメディ『Grimsby(原題)』のPRでShortlistとのインタビューに答えたマークは、ボンド映画への出演を勧められると、「ダニエルが出演中に悪役を演じてみたかったよ。彼は友人だし最高だったと思う。だけど彼がボンドを演じる時が終わりを迎えたようだから、きっと実現はしないよ。共演できたら最高だったのにね」と語ったという。
これまで悪役が多かったというマークはボンド映画で悪役の中の悪役を演じたかったそうだが、ダニエルにもう1作出演するよう説得できないかという依頼には、最善を尽くすが自分ではどうにもできない大きな力が働いていると述べたそうだ。「彼は素晴らしかったし、ボンド役を楽しんだ。でも本人はやり遂げたと感じているようだ。未練はないようだよ」と続けている。
ダニエルは先日、米作家ジョナサン・フランゼンが2015年に発表した新作『Purity(原題)』のドラマ版に出演することが明らかになったばかり。このドラマにコミットするためボンドを降板するという噂が出ると、ダニエルの代理人が降板すると決めていないと否定したが、果たして降板となるのか、続投となるのか。契約ではもう1作演じることになっていると伝えられるダニエルの決断に注目したい。