阿部寛、東野圭吾ベストセラー小説『疾風ロンド』主演決定! 完成が「とても楽しみ」

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東野圭吾が描いた100万部突破のベストセラー小説『疾風ロンド』の映画化が決まった。主演は俳優の阿部寛、監督には『サラリーマンNEO』『あまちゃん』の吉田照幸が務めるという。
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本作は日本国民全員が人質になってしまうというミステリー作品。大学の研究所施設から、違法生物兵器「K‐55」が盗まれると、犯人から「人質は全国民。身代金の3億円を用意しろ」という脅迫メールが所長の元に届く。警察にも頼めず、手がかりがないなかに白羽の矢が立ったのはしがない研究員・栗林和幸(阿部)だった。
現在撮影中の本作。阿部は「鬼才の吉田監督が、どうやって作品を仕上げていくのかという期待があります。だからこそ、この作品を引き受けました」と振り返り、「原作とはまた違う、キャラクターを演じる役者たちが持つ独特の雰囲気。それぞれの世界観みたいな物が撮影現場で上手く融合していると思います。監督もしっかりそれを活かしている。だから、それが全部合わさった時にどういう面白い作品が出来上がるか、とても楽しみです」と期待を寄せる。
以前から阿部と仕事をしたかったという吉田監督は「やはり際立って個性が出るな、と思いました。なぜか目が行くんです。スターだと思いました。これまでの自分の作品は集団劇みたいなことが多く、完全に主役の方が1人立つ事はあまりありませんでした。阿部さんは、1人で立つというパワーがある方だなと、最初率直にそう思いました」と絶賛。東野は「執筆中から映像化されるといいなと思っていました。でもおそらく無理だろうと諦めていました。撮影が困難だということは、素人でもわかるからです。それだけに今回の映画化には驚きました」とコメントを寄せている。
映画『疾風ロンド』は11月26日より全国公開。