香川照之、薬師丸ひろ子のミニコンサートに感動&大興奮!「神だな、この人!」

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NHK終戦スペシャルドラマ『百合子さんの絵本 ~陸軍武官・小野寺夫婦の戦争~』の試写会がNHK放送センターで行なわれ、試写上映後に薬師丸ひろ子と香川照之が出席し、見どころや製作秘話を語った。香川は「撮影じゃないんですが、打ち上げで薬師丸さんがミニコンサートと称してセーラー服と機関銃など4曲歌ってくださって、『神だな、この人!』」と感動したことを大興奮で明かした。
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本作は、岡部伸の『消えたヤルタ密約緊急電』を原案としたドラマ化作品。主人公は、『ムーミン』など児童文学の翻訳者として知られる小野寺百合子(薬師丸)。絵本をこよなく愛する彼女の原点にあったのは、“女性スパイ”として生きた過酷な戦争体験だった…。北欧スウェーデンを舞台に繰り広げられる、命がけの情報争奪戦。駐在武官の夫(香川)とともに諜報の最前線を生きた女性の姿を通し、夫婦の愛と絆を描く―。
35歳から75歳までの百合子を演じた薬師丸は「思い出深い作品になりました。『国を救わねば…』という重いものを背負った人物を演じるのは初めてで、大きなプレッシャーでしたが、いい意味で追い詰められました」とコメント。また「香川さんという素晴らしい旦那さんが時の航海に連れてってくれて、自然に演じることが出来ました。『生き抜いたな』という気持ちです」と撮影を振り返り、香川との共演に感謝した。
一方、香川も「NHKでしか出来ないドラマが出来たなと思います。個人の思想が問われる作品だなって…。役者として益々精進しなければと感じました」と語る。共演の薬師丸については「彼女から感じたものは“気品”です。やわらかく、気高く、ふんわりとそこにいらっしゃる…。彼女のおかげで時空間を越えることができたと思う」と薬師丸の存在感をべた褒めした。
その他の共演者に、イヴォ・ウッキヴィ、千葉哲也、利重剛、戸田昌宏、加藤剛、佐野史郎、吉田鋼太郎ら実力派俳優が集結。演出は、連続テレビ小説『花子とアン』の柳川強が務める。
NHK終戦スペシャルドラマ『百合子さんの絵本 ~陸軍武官・小野寺夫婦の戦争~』は総合テレビにて、7月30日21時から22時30分放送予定。