ダニエル・クレイグ、『007』ボンド続投を示唆か

2006年の映画『007/カジノ・ロワイヤル』から2015年の『007 スペクター』まで、4作にわたり6代目ジェームズ・ボンドを演じてきた俳優ダニエル・クレイグ。次回作には続投する気がない発言を幾度となく発していたが、心変わりがあったかもしれない。次回作への出演に前向きな発言をして話題を呼んでいる。JustJaredやVarietyなどの海外メディアが伝えた。
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『007 スペクター』のプロモーション中に、ボンドを再び演じるくらいなら「手首を切る方がマシ」と発言して物議を醸し出したダニエルだったが、現地時間7日にニューヨークで開催されたイベントで、そうしたボンド続投に対する否定的なコメントについて尋ねられると『007』映画の素晴らしさを語った。
「マラソンのゴールまで6mというところで、またマラソンに参加するかと尋ねられたら、答えは簡単だ。“いや、やらない”だよ」とダニエル。「だが、ボンド映画でやらせてもらえることは、他の仕事では味わえないことだ。ボンド映画のような仕事は他にないんだ。辞めてしまったら、ものすごく寂しくなるだろうね」と、ボンド役に対する思いを語った。
“続投する”と断言はしなかったが、ボンド映画への愛を語ったダニエル。ボンド映画は公開ギリギリまで撮影し、フォーカスグループでの観客の反応によって内容を変えるような映画ではないと説明し、「俳優として最もスリリングなことができる映画なんだ」と、シリーズ作品に敬意を示している。
9月には製作側がダニエルに1億5000万ドル(約155億円)のギャラでボンド続投をオファーしたと伝えられたが、今回のダニエルの発言を踏まえると、ダニエルのボンド続投はなきにしもあらず。果たしてシリーズ最新作『Bond 25(原題)』では誰がジェームズ・ボンドを演じるのか。続報に注目したい。