『モンハン』ハリウッド実写化、バイオハザード監督が着手「SWレベルの世界」

カプコンの人気ゲーム『バイオハザード』シリーズのハリウッド実写版を手がけたポール・W・S・アンダーソン監督が、ビジネスパートナーで同シリーズの製作を務めるジェレミー・ボルトと共に、日本では「モンハン」の愛称で知られるカプコンのロングセラーゲーム『モンスターハンター』のハリウッド実写化に着手しているという。
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去る9月に開催された東京ゲームショー2016で、ゲームシリーズを手がける辻本良三プロデューサーより発表のあった『モンスターハンター』ハリウッド実写化。日本のタレントのローラも出演する『バイオハザード:ザ・ファイナル』(12月23日日本公開)で、シリーズが最終章を迎えるアンダーソン監督が、脚本を書いたことをDeadlineとのインタビューで明かした。
ゲームメーカーとフィルムメーカーとの間に信頼関係を築くことの難しさについて尋ねられると、「僕たちは大きな敬意を払った。僕から日本へ出向いた。しかし契約上、僕たちは好きなようにできるようになっていた」とアンダーソン監督。それを引き継ぎボルトが「カプコンにはコンサルがいたが、ポールの言っていることは事実だ。大きな敬意をもって接した。彼らの信頼を勝ち得たことが、『モンスターハンター』を手がけることになった1つの理由だ。次にやる作品だよ。カプコンのゲームで、今では『バイオハザード』シリーズより人気だ」と続けた。
「『モンスターハンター』の壮絶な美しさが好きだ。夢中になれる世界が築かれている。『スター・ウォーズ』シリーズのようなレベルの世界が作られている」とアンダーソン監督。5年ほど前からカプコンと綿密な協議を重ねてきたそうだ。
アンダーソン監督は「中心人物はアメリカ人キャラクターだ」と語り、自分は人生の敗者と思っているような人物が、モンスターハンターの世界であるパラレルワールドに引きずり込まれ、やがてパラレルワールドの生き物が現実世界を侵略し始めるという構想を明かしている。シリーズ化する狙いがあり、2作目もあると断言している。