ディズニー史上最大規模のオーディション実施『モアナ』ヒロインは沖縄出身の女子大生

現地時間1月16日、ハワイのアウラニ・ディズニー・リゾートにて、英語版の『モアナと伝説の海』で主人公のモアナ役を務めるアウリィ・カルバーリョから、日本語版のモアナを、沖縄県出身の大学4年生・屋比久知奈(やびくともな)が務めることが発表された。「集まれ!ミュージカルのど自慢」帝国劇場グランドファイナルにて、最優秀賞受賞という経歴を持ち、ディズニーのヒロイン史上最大級のオーディションを勝ち抜いた屋比久は、「夢なんじゃないかって何度も思いました」と心境を語った。
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『モアナと伝説の海』は、南太平洋で語り継がれる伝説を基にしたファンタジー・アニメーション。“海に愛される“という特別な力を持った少女モアナを主人公に、彼女が体験する神秘に満ちた冒険の旅を描く。屋比久と対面したアウリィは、「彼女はとても素晴らしいわ。私も南の島で育ち、本作が映画デビュー作。そういう意味で私たちは同じなんです」と共通点を紹介。さらに、「モアナの歌は心に響く歌ばかりですが、彼女の歌声からそういうパワーを感じることができました」と透き通るような歌声を大絶賛していた。
合格が発表された時のことを、「本当に夢みたいで信じられなかったです。朝起きて、夢なんじゃないかって何度も思いました」と振り返った屋比久は、アウリィについて聞かれると、「友達というより家族のような存在に近いと感じました」と話す。また、「モアナは新しい世界に踏み出し、悩みながら一歩一歩強く進んでいきます。誰もが経験することなので、たくさんの方々に共感して頂けると思います」とキャラクターの魅力をアピールしていた。
気になる起用理由だが、ディズニーの担当者は、「“モアナ”はただヒロインというだけでなく、冒険を通して成長し、体現する演技力、16歳のフレッシュさ、さらに心情を伝えられる歌唱力も必要という非常に難しい役です。ディズニーヒロイン史上最高規模のオーディションとなったモアナ探しですが、日本のモアナと呼べ る人こそ“屋比久知奈”さんでした」と明かしている。
映画『モアナと伝説の海』は3月10日全国ロードショー。