“女性主人公が増えた理由”とは? 『ワンダーウーマン』監督が明かす

全米の「最も期待されるアメコミキャラクターの実写デビューランキング」で、ナンバー1に輝いた人気ヒロインの映画『ワンダーウーマン』がこの夏公開される。そして、本作を手がけるパティ・ジェンキンス監督が昨今、女性の主人公の活躍が目立つハリウッドの裏事情について持論を展開した。
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この夏公開の『ワンダーウーマン』は、1941年の登場以来、老若男女を問わず愛され続ける女性のスーパーヒーローを主人公にした物語。ワンダー・ウーマンを演じるのは、ミス・イスラエルに選ばれるほどの美貌を持つ女優、ガル・ガドット。女性だけの一族のプリンセスが、外の世界を知り、ワンダー・ウーマンになるまでの成長を描く。
本作と同じく、昨今は『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クインや、『ローグ・ワン』のジンなど、女性の主人公が活躍する作品がヒットを飛ばしている。これについて、本作の監督であるパティは「社会でも女性の活躍がめざましい今となっては、女性なのに強い、女性なのにこんなことができるという視点は必要ない」とコメント。「能力のある女性というキャラを、特別なものとして扱う必要がなくなった結果」だと現状を分析する。
さらに、「最近は『ワンダーウーマン』以外にも魅力的なキャラクターが次々に登場して、世界中に広く受け入れられている。1人のスーパーヒーローとしてワンダーウーマンを描くには、これ以上ないタイミング」として、「現代はワンダーウーマンが世界中で受け入れられている社会」と思いを巡らせ、主人公の性別に対して、色メガネで見ていた時代とは変化したという実感を強調した。
映画『ワンダーウーマン』は、8月25日から全国ロードショー。