南果歩、50代での心境の変化明かす「腹のくくり方ができてくる」

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女優の南果歩が4日、都内で行われたドラマ『定年女子』(NHK BSプレミアム)の第1話完成試写会に草刈民代、清水ミチコ、石野真子と出席。「50代はたくましい」と自身の生活を振り返り、心境の変化を語った。
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本作は、エッセイスト・岸本裕紀子による『定年女子 これからの仕事、生活、やりたいこと』を原案に、現代女性のセカンドライフをリアルな視点とユーモアで描く、恋あり笑いあり涙ありのハートウォーミングドラマ。
南は「このドラマのお話をいただいて脚本を読んだときに“こんなに面白い人生賛歌があるんだ!”と脚本の力に驚き、役が動き出し、走り出した衝動があった」とし「心身ともに疲れて落ち込んでいた時期にこういう作品に巡り合えたのは神様が引き合わせてくれたご縁で、私の人生の中での大きなエピソード。熱いスタッフに支えられ、製作陣の温かいサポートの中でクランクインできた」と本作への並々ならぬ思いを語った。
着席後の挨拶は役柄紹介など短く終わる場合が多いが、南は約5分間、立て板に水のごとく本作の魅力を熱弁。演じたのは夫の浮気が原因で離婚し、シングルマザーとして一人娘を育てる女性・深山麻子という役柄だが「この作品を通して大人になるのっていいものだと思えた。若いころであれば落ち込んでいても立ち直るまで時間がかかったり、心の傷を持ったりするけれど、やっぱり50代はたくましい。あれもこれもと過去を振り返ったときに、それも含めて自分の人生の大切な1ページだったと笑顔で語れるような人生にしていこうという腹のくくり方ができてくる」と心境の変化を明かした。
ドラマ『定年女子』は、NHK BSプレミアムにて7月9日より毎週日曜22時から放送。