カーリング女子・藤澤五月、「そだねー」の反響に驚き「なまってると思ってなかった」

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平昌オリンピックのカーリング女子団体戦のメンバー5人(ロコ・ソラーレ北見)が27日、都内で開催された日本代表選手団の帰国報告会に登場。司令塔のスキップ・藤澤五月が、話題になった相づち「そだねー」の反響に対して「私たち、なまっていると思っていなかった。ちょっと衝撃だった」と明かした。
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2月9日から始まった平昌五輪では7競技102種目が開催され、日本勢は冬季五輪史上最多となる13個(金4個、銀5個、胴4個)のメダルを獲得。小平奈緒主将ら選手団は26日に帰国の途につき、27日に解団式および帰国報告会に出席した。
帰国報告会の壇上に上がった藤澤は、詰めかけた大勢の来場者を目の当たりにして「たくさんの方に支えられてきたとすごく感じる」と感無量の様子。メダル獲得への重たいプレッシャーを乗り越えるにあたって「自分たちが今までやってきたことを全力で試合で出すだけだと思っていた。自分たちを信じてやっていただけ」と回想した。
チーム主将の本橋麻里は「皆すごいたくましかった。たくさん笑顔が出ていたので、チーム『ロコ・ソラーレ』らしい試合ができた」と言い、「セミファイナルで韓国に負けてしまった後に、気持ちに整理をつけ、自分たちを鼓舞して、3位決定戦でしっかりこのメダルを受け取れたことが一番の収穫」とチームを称えた。
サードの吉田知那美は「皆で最後に流したうれし涙が、人生で一番最高の瞬間だった。私たちが3位決定戦で勝った後に私たち以上に、監督が泣いて喜んでくださったり、男子のカーボーイズが声を張ってずっと応援してくれたりした。私たちの夢が誰かの夢になるって本当に幸せ」と笑顔を見せた。
試合では、マイクを通じてメンバーたちの声が放送され、「そだねー」などの相づち言葉が注目を集めた。藤澤は「マイクを付けることで、カーリングの選手たちがどんなことを話し、どういうコミュニケーションを取っているのかさらけ出せた。(視聴者に)見て頂けたのは良かったと思う」とニコリ。「そだねー」の予想外の反響を関しては「私たち、なまっていると思っていなかった。ちょっと衝撃だった」と率直な心境を明かした。
最後は日本選手団・応援団長の松岡修造のリクエストで、各メンバーが「そだねー」を笑顔で生披露。会場を盛り上げた。
帰国報告会には他に、羽生結弦、宇野昌磨、高梨沙羅、高木菜那、高木美帆、小平奈緒らが出席した。