鈴木福、ハリウッド名監督に俳優として“大切なこと”を聞く

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子役の鈴木福と鈴木梨央が、20日に都内で開催された映画『ワンダーストラック』のイベントに、来日中のトッド・ヘインズ監督と登壇。 およそ20年ぶりの来日となったヘインズ監督は「今回は子供たちの2つの物語がなぜ同時に描かれているのかが注目点になっています」と見どころを語った。
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ブライアン・セルズニックによる脚本・原作の本作は、それぞれ異なる時代に生きる、母親を亡くした少年ベンと、耳が聞こえない少女ローズが織りなす感動のドラマを描く。『ベルベット・ゴールドマイン』以来、およそ20年ぶりの来日となったヘインズ監督は、「セルズニックの作品は、必ず想像力を刺激するもので、子供の可能性を追求したものが多いのですが、私の映画ではそこにフォーカスしたことがなかったんです」と語り、「今回は子供たちの2つの物語がなぜ同時に描かれているのかが注目点になっています」と見どころを紹介した。
ヘインズ監督に花束を渡した鈴木福は、英語で「俳優を続ける上で最も大切なことは何ですか?」と質問。「君のことは話に聞いているけど、もうわかっているだろ? 君は沢山演技をしてきたからね」と笑顔を見せたヘインズ監督は「色々な役と映画にチャレンジして、自分のやりたいことに情熱を持つことさ」とアドバイスをおくる。
一方、本作の感想を手話を交えながら「勇気が幸せには大切だと学びました」と述べた鈴木梨央は、ヘインズ監督に「今日の服と髪はローズをイメージしたって本当?」と聞かれると、「ローズに似た格好を選びました」と照れ笑い。ヘインズ監督は「とてもきれいだよ。ローズ役のミリー(ミリセント・シモンズ)にとってもすごく大きな意味を持っているだろうし、手話をしてくれて、彼女はとても感動していると思う」と話した。
また当日は、ヘインズ監督から2人にサプライズで、劇中歌『スペイス・オディティ』を収録したデヴィッド・ボウイのアナログレコードが贈られる一幕もあった。
映画『ワンダーストラック』は4月6日より全国ロードショー。