木梨憲武“CG男優賞”を受賞 佐藤健「ずっと目標にしていた賞」と祝福

関連 :
木梨憲武と佐藤健が20日、都内にて開催された映画『いぬやしき』の初日舞台挨拶に登壇した。「第1回最優秀新人CG男優賞」を受賞した木梨は、トロフィーを贈られ、佐藤から祝福される一幕もあった。
【写真】映画『いぬやしき』公開初日舞台挨拶フォトギャラリー
奥浩哉の同名コミックを基にする本作は、墜落事故をきっかけに全身が機械となった冴えない初老のサラリーマン・犬屋敷(木梨)が、同じく全身機械となった後に大量虐殺を行い始めた高校生・獅子神(佐藤)を止めるために繰り広げる戦いを描く。
この日の舞台挨拶には、共演の本郷奏多、二階堂ふみ、三吉彩花、伊勢谷友介、佐藤信介監督も出席した。
木梨は自分にとってのヒーローを聞かれると、父親と答え「僕と同じ顔をしています。本物の“じじい”です。86歳くらいですけど。祖師ヶ谷大蔵で自転車屋をやっています」と紹介。どんなところがヒーローなのかについては「顔なじみには空気(入れ)をタダにしています。それを見た瞬間に『おー、すげえな』と。冬場のパンク(修理)は真水でやってます。手ガサガサです。爪の間は油まみれです。それを金だわしみたいなやつで落とす技術の速さを見た時に、ヒーローだなと」と語って伊勢谷や二階堂を笑わせた。
同じく自分にとってのヒーローを問われた佐藤は、「(名探偵)コナン君です。かっこいい」とまさかの発言。劇場版最新作『名探偵コナン ゼロの執行人』が公開中であることにも触れ、「めちゃめちゃヒットしているんですよ。僕は『コナン』ファンに、僕もコナンが好きだから、コナンを見たら『いぬやしき』も観てね、という願いを込めて答えています」と語った。
先日ベルギーで行われた第36回ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭では、グランプリにあたるゴールデン・レイヴン賞を受賞した本作。この日のイベントでは、CG専門情報誌「CGWORLD」の編集部から、木梨へ“第1回最優秀新人CG男優賞”のトロフィーがサプライズで贈られる一幕も。木梨は「年間の米みたいなのも、もらえるんですかね?」とジョーク。佐藤は「最優秀新人CG男優賞は、僕がこの世界に入ったときからずっと目標にしていた賞だったので、そんな賞を木梨さんが今回受賞されて、感慨深いです」とお茶目に祝福して会場を沸かせた。
映画『いぬやしき』は全国公開中。