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全身マヒの英国人と家族の感動の実話『ブレス しあわせの呼吸』公開

映画

映画『ブレス しあわせの呼吸』メイン写真
映画『ブレス しあわせの呼吸』メイン写真(C)2017 Breathe Films Limited, British Broadcasting Corporation and The British Film Institute. All Rights Reserved

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ヒュー・ボネヴィル

 『ブリジット・ジョーンズの日記』や『エリザベス』の製作者が、自身の両親の奇跡のような実話を映画化した『Breathe(原題)』が、邦題『ブレス しあわせの呼吸』として、9月7日より全国公開となることが決定した。

【写真】『ブレス しあわせの呼吸』フォトギャラリー

 第71回ロンドン映画祭でオープニングを飾った本作は、1950年代にアフリカでポリオに感染した父親のロビン・カヴェンディッシュと、その妻ダイアナの激動の半生を、息子であるジョナサン・カヴェンディッシュが自ら映画化した感動作。ロビンは首から下が全身マヒになり、人工呼吸器なしでは自力で息をすることができず、余命数ヵ月を宣告される。だが、思い出の中の両親は、笑顔とユーモアを絶やさず、外の世界へと飛び出していった。

 なぜ、彼は「世界一幸せ」だと胸を張れたのか? ポジティブかつエネルギッシュに人生を謳歌したロビンと、彼に無償の愛を注ぎ込んだ妻のダイアナ、支え続けた兄弟や友人たちとの絆が、『レ・ミゼラブル』の脚本家ウィリアム・ニコルソンの手腕により感動的に描かれる。笑いや感動で、人々を幸せにする映画製作者として活躍するジョナサン・カヴェンディッシュの原点になったと言える、真実の物語だ。

 主人公のロビンを演じるのは『ハクソー・リッジ』でアカデミー賞にノミネートされたアンドリュー・ガーフィールド。ダイアナ役はテレビシリーズ『ザ・クラウン』でゴールデン・グローブ賞を受賞したクレア・フォイが務める。家族を見守る仲間たちには『プライドと偏見』のトム・ホランダーや、『ダウントン・アビー』のグランサム伯爵でお馴染みのヒュー・ボネヴィルが扮する。

 監督は『ホビット』シリーズの第2監督を務め、今回が長編監督デビューとなるアンディ・サーキス。また、オスカーに3度輝く撮影監督ロバート・リチャードソンが捉える、50~60年代の英国のエレガントな暮らしと、旅先の雄大なアフリカの風景も見逃せない。

 映画『ブレス しあわせの呼吸』は9月7日より全国公開。

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