長澤まさみ、ヘヴィメタ演劇に挑戦「魂を解放していきたい」

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女優の長澤まさみが10日都内で、劇団☆新感線の新公演『メタルマクベス』の制作発表記者会見に出席。劇中でヘヴィメタルやロックが鳴り響く同作への出演にあたって、「(ロックなどの)魂は持ってるほうだと思います。解放していきたいです」と意気込みを語った。
【写真】長澤まさみ、尾上松也、浦井健治ら登壇 新感線☆RS『メタルマクベス』制作発表記者会見の様子
同作は、シェイクスピアの『マクベス』をアレンジした意欲作。3国が戦争を繰り広げる2206年の近未来と、メジャーデビューを果たした「メタルマクベス」が活躍する1980年代の世界で起きる出来事が、破滅の道に向かって収束する様を描く。disc1、disc2、disc3と題して3作を連続上演する。
10日の会見には同作に出演する3組(disc1:濱田めぐみ・橋本さとし、disc2:大原櫻子・尾上松也、disc3:長澤・浦井健治)のキャストと、脚本を担当する宮藤官九郎、演出のいのうえひでのりが出席。会見序盤には各作のマクベス(およびランダムスター)を演じる橋本、尾上、浦井の三人が劇中のヘヴィメタル『きれいは汚い、ただしオレ以外!』を生歌で披露し、会場を盛り上げた。
ローズ役(およびランダムスター夫人役)の長澤は、初出演の劇団☆新感線に対して「少し緊張してます」と現在の心境を吐露しつつ、ロックは「昔から好きです」と言い、「(ロックなどの)魂は持ってるほうだと思います。解放していきたいです」と意気込んだ。
また、2006年の同作初演で同じ役を演じた松たか子に最近会ったと明かして「『実はあの役をやるんですが…』って相談したら『大丈夫!できるから!』と言って頂いて勇気をもらいました」とニコリ。
同役にちなんで悪女な一面を問われると、現在出演中の月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)を引き合いに「今、ちょっと七変化をけっこうやってるんですけど、たぶんどこかにあります」とイタズラな笑顔をこぼした。
尾上は劇団☆新感線の舞台に「出たいな、出たいな~と思ってました」と胸の内を告白。さらに普段の歌舞伎とは異なる大声のシャウトをライブで披露したことに触れ、「メチャクチャ気持ちよかった~!」と語尾を伸ばして再びシャウト。浦井も負けじとシャウトして、長澤の笑いを誘った。
新感線☆RS『メタルマクベス』は、disc1が7月23日より、disc2が9月15日より、disc3が11月9日よりIHIステージアラウンド東京にて上演予定。