『アントマン&ワスプ』ヒロインのアクションは“空飛ぶパルクール”

映画『アントマン&ワスプ』で、マーベル・シネマティック・ユニバース初の女性ヒーローとしてタイトルロールを飾るワスプ。“完璧すぎるヒロイン”として劇中で縦横無尽のアクションを披露するが、そのアクションスタイルが、“空飛ぶパルクール”というイメージであることが明かされた。
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本作は、映画史上最小にして最強のヒーロー・アントマンと完璧すぎるヒロイン・ワスプが活躍するバディ・アクションムービー。アントマン誕生の鍵を握る研究所をめぐり、2人は全てをすり抜ける能力を持つ謎の美女・ゴーストとバトルを繰り広げる。
アントマン同様、1.5センチのサイズでありながら、背中にあるハチのような羽根を駆使して、縦横無尽に飛び回り敵をなぎ倒す高い戦闘能力を誇っているワスプ。本作で視覚効果監修を務めたステファン・セレッティは「僕たちはパルクールを参考にしたんだ。空飛ぶパルクールというイメージを今回試したんだよ」と、ワスプの戦闘スタイルに込めた要素を明かす。パルクールとは、壁、階段、地形などを活かし、走る、登る、跳ぶといった移動手段を昇華させた、スピーディーでアクロバティックなスポーツのこと。そうしたパルクールを空中でのアクションに取り入れたのがワスプだという。
ワスプ役のエヴァンジェリン・リリーとの撮影を振り返り、ステファンはアクションにかなりの手間と時間をかけたことを告白。「彼女やスタントマンたちと撮影をするために、どうやって羽根を広げるか、羽根は飛ぶためだけのものか、そのほかのことにも使うのかなど、撮影開始前に全ての疑問を解決しておかなければならなかったよ。立ち姿もシルエットとしてとても重要だ。じっとしている時、着地した時などにどう見えるか。たくさん決めなければならないことがあった」と、その並々ならぬ苦労を吐露している。
エヴァンジェリンは、空中を飛び交いながら戦うこの戦闘スタイルについて、「個人的には大好きよ。とても興奮するわ」と、熱くコメント。また、「ワスプは羽根があって飛べることによって、とても優雅に見えるの」とその魅力を語っている。高い戦闘能力に加え、軽快なパルクールのような身のこなしと優雅さを兼ね備えた、ワスプならではのスタイルが完成したようだ。
映画『アントマン&ワスプ』は8月31日より全国公開。