安田顕、人生初の“バージンロード”に照れながら「感無量です」
![映画『愛しのアイリーン』完成披露試写会に出席した(左から)ナッツ・シトイと安田顕](https://www.crank-in.net/img/db/1264148_1200.jpg)
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俳優の安田顕が1日、都内で行われた映画『愛しのアイリーン』完成披露試写会に出席。劇中で妻役を演じたフィリピン人女優ナッツ・シトイと共に、客席に作られたバージンロードを歩くと「感無量です」と破顔した。
【写真】バージンロードで終始にこやか安田顕
本作は、『宮本から君へ』などで知られる新井英樹の原作コミックを、映画『犬猿』『ヒメアノ~ル』の吉田恵輔監督が実写映画化。42歳になるまで恋愛とは無縁だった男が、コツコツ貯めた300万円で、フィリピンに嫁探しに出掛け、出会った女性との壮絶な愛を描いたラブバイオレンス映画。
大歓声が上がる中、バージンロードに登場した安田とシトイは、四方八方から飛ぶ祝福のフラワーシャワーに満面の笑みを浮かべながら登壇した。安田は「プライベートでも結婚式をやっていないので、バージンロードを歩いたことがない。晴れやかな舞台で晴れやかな格好…感無量です」と笑顔。一方シトイは「日本に来てうれしいです。映画、楽しんでください」と日本語で挨拶し、会場を盛り上げた。
イベントには二人のほか、木野花、吉田監督、原作者の新井も出席した。吉田監督が、デビュー当時の10年前から「どうしても映画化したいと思っていた作品だけれど、時代的にもなかなか実現しなかった」と念願だったことを語ると、自身の作品初の映画化となった新井は「まさか自分が書いた中で、一番下品な作品が最初に映画化されるとは…」と驚きを隠せない様子だった。
10年前から映画化を熱望していたという吉田監督の熱い思いに安田は「10年前に映画化されなくてよかった。もし10年前だったら(主人公の年齢的に)僕のところに話は来ていなかった。そして、もし他の人が演じていたならすごく嫉妬していたと思う」と本作との縁を振り返る。
一方のシトイは、オーディションでヒロインの座をゲットしたが「私にとってもとても挑戦的な役柄でした」と達成感をにじませると、出来上がった作品を姉と観賞し「涙が出ました」としみじみと語っていた。
映画『愛しのアイリーン』は9月14日より全国公開。