米アカデミー賞、2019年から「人気映画」部門を新設

毎年、アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーが、テコ入れ策の一環で来年のアカデミー賞から、「人気映画」部門を新設することを発表した。The GuardianやCNetなどの海外メディアが報じた。
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新しい部門の創設は2001年に長編アニメ賞が追加されて以来となる。人気映画の功績を称えるものになるとのことだが、選出方法や既存の作品賞との違いなど、詳細については明かされていない。
同アカデミーではほかにも、授賞式の放送時間を3時間位内に収め、短縮することで「オスカーを世界中の視聴者に、より身近に感じてもらう」という。カテゴリーによってはコマーシャル中の発表となり、放送中に編集して映像を挿入することになるようだ。
今年3月に開催された第90回アカデミー賞では、SFファンタジーのジャンルに入るギレルモ・デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』が作品賞を受賞し話題になった。しかし米ABC局で放送された授賞式の視聴率が史上最低を記録。今回の動きは新しい視聴者、特に若者層を取り込むためと見られている。