コカインの密輸に選ばれたのは…ロールパン!? メキシコの空港で発覚

メキシコのグアダラハラにある国際空港で、数千ドル相当のコカインがロールパン15個に挟まれた状態で発見された。薬物取締官と麻薬捜査犬により発見されたコカインは、120gずつロールパンに挟まれていた。海外メディアSkyNewsが伝えた。
【写真】コカインが挟まれたロールパンを調査する薬物取締官の様子
コカインの市場価値は1gあたり約150ドル(約1万6800円)。つまり、今回ロールパンの中で発見されたコカイン総量の価値は、およそ27万ドル(約3000万円)ということになる。メキシコ産のコカインは一般的に米国向けに持ち込まれることが多く、空港では少量ずつの密輸の増加に対応する必要に迫られている。
メキシコでは麻薬関連の争いによる殺人が未曾有の件数を記録している。昨年は2万5000人が殺人事件により殺され、2018年はそれをさらに上回る勢いだという。非政府機関Semaforo Delictivoによる報告では、今年前半の殺人件数はおよそ1万6000件で、そのほとんどが麻薬取引により引き起こされたものだとしている。