松坂桃李『居眠り磐音』で時代劇初主演 佐伯泰英の人気小説初の映画化
俳優の松坂桃李が、佐伯泰英の時代小説を初めて映画化する『居眠り磐音』で、時代劇初主演を務めることが決定した。松坂は「幅広い世代の方に楽しんで頂ける作品になっていると思います」と語っている。
【写真】映画『居眠り磐音』ティザービジュアル
本作は、シリーズ累計発行部数2000万部突破のエンターテインメント時代小説シリーズ『居眠り磐音 決定版』を映画化した本格時代劇。江戸で浪人として暮らしながら、昼間はウナギ屋で働き、夜は両替商の用心棒として悪と戦う“時代劇史上最も優しい主人公”坂崎磐音の活躍を、『超高速!参勤交代』『空飛ぶタイヤ』の本木克英監督のメガホンと『ちかえもん』の藤本有紀の脚本で描いていく。
ある事件に巻き込まれ、藩からの命令により幼なじみを斬ってしまった磐音(松坂)は、江戸で浪人として暮らし始める。そこでウナギ割きや、両替商・今津屋の用心棒として働くうちに、穏やかで優しいのにいざという時には剣が立つ磐音は次第に周囲から頼られる存在になっていく。そんな折、今津屋がある騒動に巻き込まれ、磐音は用心棒として今津屋を守るために事件に立ち向かっていく。
松坂は自身の役柄について「坂崎磐音は穏やかで静かな空気を纏いつつ心の奥底に青い炎を燃やしている、そんな男です」とコメント。また「クランクイン前に殺陣や所作に加えて、鰻捌きの練習をしてきましたが、非常に難しく心が折れそうになりました」と語り、撮影の苦労を明かした。
本木監督は「松坂桃李さんという新鮮な才能を得て、本格派の時代劇がよみがえりました」と手応えを語っている。
映画『居眠り磐音』は、2019年5月17日より全国公開。