エル・ファニング『メアリーの総て』、美しいベッドシーン本編が解禁

女優のエル・ファニングが主演を務める映画『メアリーの総て』から、エルが初めて挑んだ美しいベッドシーンの本編映像が解禁された。
【写真】エル・ファニングが挑んだベッドシーンも『メアリーの総て』場面写真
本作は、ティム・バートン、ギレルモ・デル・トロ、デヴィッド・リンチら巨匠監督に大きな影響を与えたゴシック小説の金字塔『フランケンシュタイン』の作者、メアリーの知られざる生涯を初めて描いたヒューマンドラマ。映画『少女は自転車にのって』で鮮烈なデビューを果たしたサウジアラビアの女性監督、ハイファ・アル=マンスールが、メアリーの波乱万丈の人生を描き出す。
舞台は19世紀イギリス。小説家を夢見るメアリーは“異端の天才”と噂される、妻子ある詩人パーシー・シェリー(ダグラス・ブース)と出会う。互いの才能に強く惹かれ合った2人は駆け落ちするも、メアリーには我が子の死、破産、愛する人の裏切りなど数々の悲劇が襲いかかる。深い哀しみと喪失に打ちひしがれるメアリーはある日、詩人・バイロン卿の別荘で「皆で一つずつ怪奇談を書いて披露しよう」と持ちかけられたことをきっかけに、若干18歳にして“怪物”を生み出していく。
今回解禁された映像は、メアリーが父の反対を押し切り、パーシーと駆け落ちしてきた直後のシーン。「いいのか? 無理にとは」というパーシーに、メアリーが口づけると、2人は固く抱き合い、美しく情熱的なベッドシーンが展開する。
子役から女優として活躍するエルだが、本格的なベッドシーンに挑むのは本作が初となる。少女から大人の女性、そしてクリエイターへと変身していく主人公・メアリーを演じるエルは「これは成長して自分の内なる声に気付き、家族の影から外に踏み出していく女の子の物語よ。彼女は自由な精神を持っているの」と語っている。
メアリー役の候補として、エルを真っ先に思い描いたというマンスール監督は「エルは、私たちがメアリーを演じる女優に求めていた資質をすべて備えている」とコメント。続けて「あどけなさをしっかりと出せる、若くてフレッシュな女優が必要だった。でも、メアリーの熱く燃える魂や驚くほどの強さ、反骨心、知性という最大の特徴も表現できる女優でなければならない。エルは見事に演じきってくれたわ」と本作でのエルの演技を絶賛している。
映画『メアリーの総て』は12月15日より全国順次公開。