ティモシー・シャラメ出演『ビューティフル・ボーイ』邦題決定

関連 :
俳優のティモシー・シャラメが出演する、来年4月公開の映画『Beautiful Boy(原題)』の邦題が、『ビューティフル・ボーイ』に決定した。実話に基づく本作は、長年のドラッグ依存を克服し、現在は海外ドラマ『13の理由』の脚本を務める人物の半生を描いている。
【写真】ティモシー・シャラメ出演『ビューティフル・ボーイ』フォトギャラリー
父デヴィッドとドラッグ依存症だった息子ニックがそれぞれの視点で書いた2冊のノンフィクションを原作にした『ビューティフル・ボーイ』は、8年間の間に13回の依存症再発、7度の入院を経て、ドラッグ依存からの更生にいたるまでの道のりをつづっていく。
シャラメは本作でニック役を、父親デヴィッドを、映画『フォックスキャッチャー』のスティーヴ・カレルが熱演。2018年の米アカデミー賞授賞式でゲイリー・ オールドマンに「君は絶対ここに戻ってくる」と言わしめたシャラメは本作でもその才能をいかんなく発揮し、先日発表されたゴールデン・グローブ賞でも助演男優賞にノミネートされている。
邦題に決定した“ビューティフル・ボーイ”といえばジョン・レノンによる同名楽曲がある。ジョンが当時5歳だった息子ショーンのために書き下ろし、数々のアーティストによってカバーされ世界中で愛されるこの楽曲は、劇中でも、デヴィッドが、息子ニックの子守唄として口ずさむ場面に使用されている。
“人生は長い道のり。毎日、あらゆることが少しずつ良くなっていくんだよ”と優しく語りかけるこの曲の世界観と、デヴィッドが、ニックを“愛し、見守り続ける”物語とシンクロしている。さらに、スティーヴが演じるデヴィッドのモデルとなった実在のデヴィッドは、音楽ライターとして活動しており、なんとジョンの生前最後のロングインタビューを担当したというエピソードも残されている。
映画『ビューティフル・ボーイ』は2019年4月より全国公開。