中井貴一×佐々木蔵之介『嘘八百』続編決定 マドンナ役に広末涼子
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俳優の中井貴一と佐々木蔵之介のダブル主演による映画『嘘八百』の続編が製作されることが決まった。2人を惑わすマドンナ役で広末涼子も新たに加わる。
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昨年公開された前作は、茶の湯の聖地、大阪・堺を舞台に、大物狙いで空振りばかりの目利き古物商・小池則夫(中井)と、腕は立つのに落ちぶれくすぶっていた陶芸家・野田佐輔(佐々木)がタッグを組み、家族や大御所鑑定士、文化庁をも巻き込んで幻の利休の茶器で一攫千金を狙うという物語だった。
本作では、再会した則夫と佐輔が、数知れぬお宝が眠る京都と堺を股にかけ、利休の茶の湯を継承し「天下一」と称された武将茶人・古田織部の幻の茶器をめぐり、再びタッグを組む。2人と幻の茶器に深く関わってくる着物美人の志野を広末が演じる。監督は前作と同じく武正晴。脚本も引き続き今井雅子、足立紳によるオリジナル脚本となる。
中井は「続編ができるというのは、監督・スタッフ・キャストにとって大きな喜びです」としつつ。「しかし、二匹目のどじょうはなかなかいないもの。続編という事を意識せずに新作映画を作るつもりで、一丸となって取り組む所存でおります」とコメント。
佐々木は、古田織部が「へうげもの」と呼ばれる歪みや傷を好んだエピソードになぞらえ、「本作には、まさに歪みや傷を持った登場人物しか出て来ません。京都を舞台にウソとホントの騙し合い、楽しんで臨みます」と意気込みを語る。
新たに加わる広末は、共演する中井について「以前夫婦役をさせていただき、貴一さんの繊細なお芝居と紳士的なご本人の佇まいに魅了された大好きな俳優さん」と話し、佐々木については「10代の頃から何度もご一緒させていただき、蔵之介さんの柔軟なお芝居とテンポの良さに毎回心地よく現場を楽しませていただいているので、また共演することができ嬉しく、撮影に入ることを心待ちにしています」とコメントを寄せた。
武監督は本作のテーマが「ゆがみ」だとし、「今の時代は、『ゆがんだものはダメだ』というような考え方があるように思いますが、人間自体ゆがみのあるもので、そのゆがみこそが面白いと感じているので、『ゆがんでいてもいいじゃないか』という古田織部の精神は今の時代に必要なものではないかと感じています」と続編に込める思いを明かしている。
映画『嘘八百』の続編(タイトル未発表)は2020年1月より全国公開。
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