横浜流星×飯豊まりえ『いなくなれ、群青』美しく切ないシーンカット公開

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俳優の横浜流星が主演を務め、共演に女優の飯豊まりえを迎える映画『いなくなれ、群青』より、2人の美しく切ない表情を捉えたシーンカットが公開された。
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本作は、第8回「大学読書人大賞」受賞作で、「読書メーター読みたい本ランキング」第1位を獲得した河野裕の同名タイトル小説を映画化。小説の主人公・七草は、物事を悲観的に捉えることが多い高校一年生。階段島と呼ばれる島での安定した学生生活を気に入っていたが、小学4年から中学2年まで一緒に過ごしていた少女・真辺由宇と再会したことで、島の謎や連続落書き事件に関わらざるを得なくなっていく。
ミステリアスな雰囲気を身にまとう七草役を演じる横浜は「世界観が幻想的で素敵で、ミステリーだけどファンタジー要素も含まれているところに惹き込まれました。何より10代に感じる繊細な心情や言葉や表現に魅了され、2人の恋よりも純粋な関係に温かく愛おしい気持ちになれる作品です」と作品の感想をコメント。
自身が演じる七草については「真辺との再会をきっかけに島の謎や事件に関わっていくことになります。その中で色々な感情に駆られますが、感情を表に出さない少年です」と説明し、「七草と真辺の空気感を大切に、七草の繊細さを丁寧に演じました」と語っている。
原作で「誰よりも真っ直ぐで、正しく、凛々しい少女」と称される真辺由宇を演じる飯豊は、由宇について「階段島という異質な閉鎖的空間の中で、唯一、島から出ることに立ち向かおうとする理想を強く持ち、自分の気持ちに正直で素直な女の子です」と評し、「人が成長していく過程で忘れてしまうもの。記憶から捨ててしまうもの。誰しもが必ずは経験があると思います。この作品に出会ってくださった方の中にある『忘れられない捨てたい記憶。』それら、自分の弱い部分を許して受け入れるきっかけになりますように」とコメントを寄せている。
解禁された場面写真は3点。1点目は、意味ありげに切ない表情で並んで佇む七草と由宇の姿を捉えたもの。残る2点は、遠くを見つめる七草と由宇をそれぞれ写したものとなっている。
本作でメガホンをとった柳明菜監督は「七草を演じる横浜流星さん、真辺を演じる飯豊まりえさん、お二人の空気感とエネルギーに加え、熱量の高い役者陣によって、純度の高い作品に仕上がったと感じています」とメッセージを寄せている。
映画『いなくなれ、群青』は9月全国公開。