深田晃司監督×筒井真理子『よこがお』、日常が崩壊していく…予告解禁

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女優の筒井真理子が主演を務め、映画『淵に立つ』の深田晃司監督と再びタッグを組む最新作『よこがお』より予告編が到着。日常が崩壊し、「無実の加害者」に転落していく主人公の姿を描いた内容となっている。
【写真】幸せな日常が崩壊する…『よこがお』場面写真
本作は、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門の審査員賞を受賞した映画『淵に立つ』の主演女優と監督が2年ぶりにタッグを組んだ話題作。ある事件をきっかけに「無実の加害者」へと転落した女が、自分を裏切った人生に復讐していく姿をオリジナル脚本で描く。筒井は市子とリサという異なる横顔をもつ主人公を演じ、市子の運命を握る基子と青年・和道を、市川実日子と池松壮亮がそれぞれ務める。
訪問看護師として働く市子は、仕事先である大石家の長女・基子に献身的に手を差し伸べている。ある日、基子の妹・サキが失踪。無事に保護されるが、逮捕された容疑者は意外な人物だった。ねじ曲げられた真実と予期せぬ裏切りで追い詰められた市子は、次第に壊れ始める。
解禁された予告映像は、美容室での美容師(池松)と女性客(筒井)の何気ない会話からスタート。「どこかでお会いした気が…」と話す美容師に対し、「いえ、初めてです」と返す彼女だが、鏡越しで美容師を見つめる視線は強い。続いて、彼女の過去のフラッシュバックが映し出される。
映像の後半では、訪問看護師として働く市子と、彼女を慕う基子(市川)をはじめ、市子を取り巻く人々が登場。結婚間近だった市子の幸せな日常が事件をきっかけに崩れ、徐々に追い詰められ壊れていく姿が描かれる。最後は「ある女の、ささやかな復讐。」という言葉が映し出され、映像は幕を閉じる。
メガホンを取った深田監督は、「以前『淵に立つ』で取材をうけているときの筒井さんの横顔がすごく美しく、それが本作の企画の思いへ繋がった」と作品誕生のきっかけを語っている。
映画『よこがお』は7月26日より全国公開。