『ゴーストランドの惨劇』トラウマ必至…狂気の夜を映した場面写真解禁

トラウマ・ホラーの代名詞『マーターズ』を手掛けた、フランス出身の鬼才パスカル・ロジェ監督による新作『ゴーストランドの惨劇』より、場面写真が解禁。人里離れた家を舞台に、美しい双子の姉妹を襲う悪夢のような惨劇の一部を切り取ったものとなっている。
【写真】絶望の屋敷、狂気の夜…『ゴーストランドの惨劇』場面写真
本作は、ロジェ監督が2012年の『トールマン』以来、6年ぶりに撮り上げた長編作品。絶望的な惨劇に巻き込まれる姉妹の物語を、全編に張り巡らせた伏線と罠で、観る者を巧みに翻弄しながら描いていく。
人里離れた叔母の家を相続し、そこに移り住むことになったシングルマザーのポリーンと双子の娘。奔放で現代的な姉のヴェラに対し、妹のベスは作家のラヴクラフトを崇拝する内向的な少女だった。新居に到着したその日の夜、突然の惨劇が一家を襲う。2人の暴漢が家に押し入ってきたのだ。しかし、娘を守ろうとする母は必死に反撃し、姉妹の目の前で暴漢たちをメッタ刺しにする。その惨劇から16年後、ベスは小説家として成功したが、ヴェラは精神を病み、今もあの家で母と暮らしていた。久しぶりに実家に戻ったベスを母は迎え入れるが、ヴェラは地下室に閉じこもり、ベスに向かって衝撃の言葉をつぶやく。
今回解禁された場面写真は6点。1枚目は恍惚の表情を浮かべながらバーナーで人形の手を焼く謎の男が写る写真。その後ろに綺麗に並べられたフランス人形をよく見ると、人間の少女らしき姿も混じっている。2枚目は異質な気配漂う屋敷に越してきたばかりの美しい双子の姉妹ヴェラとベス、3枚目はボロボロの人形を抱え気がふれたような表情で何かを一点に見つめる女性を捉えたもの。
4枚目は「HELP ME!!」と書かれた屋敷の鏡の前に立つ女性、5枚目は大きな人形を必死に抑え息を潜める妹ベス、そして6枚目はガラス戸にしがみついて泣き叫び助けを求める姉のヴェラを写したものとなっている。どの写真も不気味で、トラウマ・ホラーの鬼才が仕掛ける絶望のトリックに期待が高まる場面写真となっている。
映画『ゴーストランドの惨劇』は8月9日より全国順次公開。