アシュトン・カッチャー、18年前の女友達の殺人事件裁判で証言

映画『ニューイヤーズ・イブ』や『スティーブ・ジョブズ』などの俳優アシュトン・カッチャーが、18年前の殺人事件の裁判で証言したという。アシュトンは2001年当時、デートしていた22歳の女性アシュレイ・エレリンさんが殺害された夜に彼女の自宅を訪れ、血痕を見ていたという。
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The Blastによると、アシュトンは現地時間29日、ロサンゼルス郡高等裁判所に証言のため出廷。連続殺人事件の被告の前で、グラミー賞のパーティーに連れていく予定だったアシュレイさんと連絡がつかず、自宅のアパートを訪れた時の様子を証言したという。
アシュトンは何度か電話しても出ないアシュレイさんを心配し、彼女のアパートを訪問。応答がないので「ドアの取っ手をガチャガチャしてみた」が、鍵がかかっていたため、窓から部屋の中をのぞくと、赤いワインのシミらしきものが見えたという。だがそれは後で、血痕だったことが判明する。犯人はアシュレイさんを47回刺していたとのことだ。
アシュトンはアシュレイさんが家でパーティーを開いた後だったので、その赤いシミをワインだと思ったそうだ。アシュレイさんの遺体を見なかったようで、アシュトンは約束をすっぽかされたと思い、何も心配しなかったことを証言したという。また、被告に見覚えはなく、ハウスパーティーでも見なかったと証言している。
アシュトンは事件の事情聴取を受けた際、ドアの取っ手に自分の指紋が付いていることを懸念し、警察に理由を説明したとのことだ。
被告はアシュレイさんの他、2人の女性を殺害した罪に問われ、検察側は死刑を求刑しているという。