笑福亭鶴瓶主演『閉鎖病棟』、追加キャストに小林聡美&渋川清彦ら

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笑福亭鶴瓶が元死刑囚役で主演を務め、綾野剛と小松菜奈が共演する映画『閉鎖病棟―それぞれの朝―』の公開日が11月1日に決定し、追加キャストとして小林聡美、渋川清彦、坂東龍汰、高橋和也、木野花の出演が発表された。
【写真】『閉鎖病棟―それぞれの朝―』メイキングカット
本作は、現役精神科医で作家の帚木蓬生による、山本周五郎賞受賞作『閉鎖病棟』(新潮文庫)を、映画『愛を乞うひと』『エヴェレスト 神々の山嶺』の平山秀幸監督が原作に惚れ込み脚本も手掛けて映画化。長野県小諸のとある精神病院で、さまざまな過去を背負い、家族や世間から遠ざけられながらも明るく生きていた患者たちが、院内で殺人事件が発生したことにより、それぞれの思いが交錯する様を描く。
鶴瓶は、死刑囚でありながら、刑の執行が失敗し今は精神科病棟にいる梶木秀丸を演じ、秀丸と心を通わせる患者・チュウさんを綾野が、父親からDVを受け精神科病院に入院する女子高生・由紀を小松が務める。
小林が演じる看護師長・井波は、舞台となる精神科病棟の患者たちを、優しくも厳しい態度で常に見守る役どころ。今回の役作りについて小林は「看護師役としてただ単に患者に優しくするのではなく、患者と一定の距離感と理解を持って接することを常に意識し役に入って行きました」とコメント。
渋川は、衝動的に暴力を振るい、周囲から煙たがられている患者・重宗を演じる。渋川は「純度の高い平山監督の映画に参加出来、体験させてもらった事が大変ありがたく思います」と出演への喜びを語る。撮影については「素晴らしい日々でした。そして鶴瓶さんに御馳走していただいた焼肉屋の夜は忘れません」と振り返っている。
このほか、話すのは不自由だがカメラが得意で、綾野演じるチュウさんを慕っている患者・丸井昭八役で坂東、たび重なる病院内の事件にも冷静に対応する医師・大谷役を高橋、折々家族のもとへ外泊し、他の者たちから羨望の眼差しで見られている患者・石田サナエを木野が、それぞれ演じる。
映画『閉鎖病棟―それぞれの朝―』は11月1日より全国公開。