『るろうに剣心』最終章、クランクアップ 佐藤健「この作品は僕の誇り」

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俳優の佐藤健が主演を務める人気シリーズ最終章となる映画『るろうに剣心』最終章が、7ヵ月以上の撮影期間を経てクランクアップを迎えた。2020年夏に2作連続で公開される。
【写真】『るろうに剣心』最終章 原作の和月伸宏氏から佐藤健への直筆メッセージ入り色紙
和月伸宏の漫画『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』(集英社ジャンプコミックス刊)を大友啓史監督が実写化した本作。激動の幕末を戦い抜き、かつては“人斬り抜刀斎”として恐れられながら、新時代の幕開けとともに仲間たちと穏やかな生活を送る伝説の男、緋村剣心の生き様を描く。これまでの3作品の累計興行収入は125億円以上、観客動員数は980万人を突破。海外でも100ヵ国以上で配給されている。
最終章2部作では、これまで語られることのなかった剣心の十字傷の謎に迫る物語と、中国大陸の裏社会を牛耳る謎の武器商人であり、武器や軍艦を送り込み志々雄真実を操っていたシリーズ最恐の敵・縁(えにし)との戦いを、動乱の幕末期と明治維新後の新時代の2つの時代を通して描く。原作の最終章<人誅編>をベースに、その一部となる<追憶編>と、志々雄真実との壮絶な戦いの後の、これまでの剣心の生き方すべてに決着をつける<人誅編>のクライマックスまでの物語となる。
全国43ヵ所でエキストラのべ6000人が参加して7ヵ月以上の長きにわたる撮影は困難を極め、極寒の中での深夜撮影や朝まで及ぶ撮影、大雨によるスケジュールの変更などに見舞われた。そのような過酷な環境の中でも、妥協を許さない映画作りが敢行され、この度クランクアップを迎えた。
クランクアップを迎えた佐藤は「この作品は、言うまでもなく僕の誇りで、これまでもこれからも『るろうに剣心』を背負っていきます」と語る。さらに「今回のエピソードはこのシリーズを語る上で避けることはできないですし、絶対演じたいと思っていました。そして、ただ描くだけじゃなく、圧倒的なクオリティをもって映画史に名を残す、という使命にも似たような気持ちもありました」とまず作品への意気込みを明かした。
また「とても過酷な撮影でしたが、シリーズを通して信頼できるスタッフと共に過ごした密度の高い日々でした。好きな役を演じる喜びを感じ、本当に幸せでした」と振り返り、キャスト・スタッフには「現場に入ってからは、皆様の力でとてつもない作品になると確信し、喜びと手ごたえを感じる毎日でした。皆様には感謝してもしきれません」と感謝を述べた。
クランクアップの際には原作者の和月伸宏から「剣心を演じてくださりありがとうございました!! 心より感謝します!!」と直筆のメッセージが書かれた色紙が贈られ、佐藤も驚きと喜びの表情で、撮影の終わりをかみしめた。
映画『るろうに剣心』最終章は、2020年夏に2作連続公開。