藤山直美、テレビ東京初主演 新春ドラマSPで浅草のスナックのママに
女優の藤山直美が主演を務める新春ドラマスペシャル『最後のオンナ』が、テレビ東京系にて2020年1月に放送されることが決まった。藤山はテレビ東京のドラマには初主演となる。
【写真】新春ドラマ『最後のオンナ』で17年ぶりにテレビ東京のドラマに出演する藤山直美
本作は、無口で無表情な老舗おかき屋社長の“昭和男”が、初恋の人によく似た女性と偶然出会うことから始まる愉快・痛快ホームコメディードラマ。藤山は、主人公であるスナック「ビーナス」のママ・山田美奈子を演じる。脚本は『Dr.コトー診療所』『最強のオンナ』などヒューマンドラマの名手・吉田紀子。演出は『ドクターX ~外科医・大門未知子~』などの松田秀和が担当する。
創業95年を迎えたおかき屋の老舗「皆川堂」。現社長・皆川雄一郎は、外面はいいが家では無愛想でケチ。そんな父の立ち振る舞いにイライラする娘・小百合もまたかなりの毒舌で見えっ張りな性格だ。似た者同士の親子に、婿で専務の大介は2人の間でいつも気をもんでいる。
そんな折、雄一郎は亡き妻の墓参り中に、浅草でスナック「ビーナス」を営む山田美奈子(藤山)と出会う。しかも“昭和な男”の雄一郎が、お茶に誘うという意外な行動に。なぜなら彼女は初恋の人にうり二つだったのだ。
そんな運命の出会いから1ヵ月。大介は、スナックに入り浸り美奈子と仲良さげにする雄一郎を偶然目撃。やがて美奈子と雄一郎の交際が発覚する。ショックを受けた小百合は、財産目当てを疑い、2人の関係を認めようとしない。“最後の女”だと宣言する父の恋を、娘は応援できるのか?
「意気込みとか役作りは考えたことないです」という藤山。「恐らく、東京の方が持っている“大阪の人”像があると思うんですけど、別にヒョウ柄もアメも出てこないし、たこ焼きも出てこないし、何も出てこないですよね。大阪大阪していない。ただ私が関西人であるっていう事でのお芝居であって、もし東京の方がやられても成立するような話になっていますので。偶然私は関西弁しか喋れなかったってことで、普通の“大阪の年いったおばさん”という感じです」と語る。
還暦になってドラマの主人公を務めることに、「いま主人公が年若いですやんか。2倍以上ですからね」とした上、本作では共演者の平均年齢も高いことを明かし、「会うと検査したとか、みんなそういう話が出来るのがすごく楽しい。いい集まりですよね? その和やかさがすごく出てていいと思うので、よろしくお願いします」と話している。
テレビ東京開局55周年特別企画 新春ドラマスペシャル『最後のオンナ』は、テレビ東京系にて2020年1月放送。